マガジン・プログラム(連載)
- 連載「旅先で見た暮らしのヒント」
世界の豪雪都市に学ぶ。雪国暮らしの「雪遊び」
年明けから大変な雪が降っています(※こちらは、2021年1月公開の特集です)。
死傷者まで出る災害級の雪を前に「嫌だな」「怖いな」「困ったな」とひたすらに心と体を硬くしている北陸の人は少なくないと思います。
ただ、雪国の暮らしはネガティブな面だけではないはず。身の安全・暮らしの確保は第一ですが、雪国の冬でしか味わえない楽しみや喜びもあるに違いありません。
今回のマガジン・プログラム(連載)では、トラベルライターとして国内外でキャリアを積んできた〈HOKUROKU〉編集長の私・坂本が、海外取材を通じて目にした暮らしの楽しみ方を連載形式で紹介します。
「大人も子どもも楽しい、世界の豪雪都市における雪国暮らしの遊び方」が第1弾のテーマです。
世界的に見ても極めてまれなくらい恵まれた環境に私たち北陸人は暮らしています。
「冬を楽しまなければもったいないんじゃない?」と諸外国を旅しながら感じた極めて個人的な意見を書き連ねます。
あくまでも個人の考えですが、1人でも多くの人が暮らしの中で共感し実践してくれたらいいなあと思います。
HOKUROKU編集長・坂本正敬
記事数
5 - 連載「人情と論理の交差点」
金沢市庁舎前広場事件編。弁護士Iからの「謎解き」挑戦状
不定期連載「ふるさと納税事件編。弁護士Iからの『謎解き』挑戦状」を〈HOKUROKU〉で以前に出しました。
「マガジン・プログラム」と呼ぶ連載の第1弾で〈ふるさと納税〉にまつわる社会問題を謎解き小説風に紹介した特集です。
今回の「金沢市庁舎前広場編」はシリーズ第2弾。ホームグランドの北陸に物語の舞台を移し、憲法学者に「許容できない」とまで言わしめた金沢の「広場」を巡る事件を扱います。
HOKUROKU運営メンバーにして弁護士でもある伊藤建が最高裁判所にまで持ち越されたこの大論争を謎解き小説風にまとめます。
記事を読みながら最高裁判所の判事になったつもりで、争った市民Xらと金沢市、どちらの言い分に分があるか考えてみてください。
どのような判決を裁判官が最後に提示したのか伊藤が解説します。皆さんの「裁き」は裁判官と一緒なのかあるいは異なるのか。「答え合わせ」してください。
HOKUROKU編集長・坂本正敬
記事数
4 - HOKUROKU特命取材班
東西「お雑煮」の境界線は北陸にあった
明けましておめでとうございます。年明けにお雑煮を今年も食べましたか?
地域によって具材が違うので共通点など見いだせないと思ってしまいがちな料理ですが、もちと汁に着目すれば、お雑煮の世界にも地域ごとの特色が大まかに見られます。
もちにおいては、東日本の「角もち派」と西日本の「丸もち派」を分ける境界線が本州の真ん中を縦断しています。
汁についても、関西を中心としたみそ汁の文化圏としょうゆ仕立て(すまし汁)の文化圏に大別できます。
ならば、その境界線は、日本海側においては北陸あたりを縦断しているはず。
そこで、今回の特集では、お雑煮発祥の地である京都と地理的に近い福井から順に、すごろくのように旧北陸道を地図上でたどりながら、福井・石川・富山のお雑煮の特色を探り、北陸のどこかに走る東西お雑煮の境界線を確定させます。
調査に当たっては、北陸3県の全51ある基礎自治体の役所・役場に声を掛けたり、〈HOKUROKU〉公式SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)で呼び掛けたり、HOKUROKU会員に聞いたり、専門家に取材したりとさまざまな情報源を頼りました。
丸もちと角もち・みそ汁とすまし汁の境界線は北陸のどこに現れるのか。「これって記事じゃなく、もはや論文だよね」と読者から褒められた特集でもあります。最後までぜひ読んでみてくださいね。
HOKUROKU編集長・坂本正敬
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5 - HOKUROKU特命取材班
救急ばんそうこうを「キズバン」と富山の人が呼ぶ理由
読者の素朴な疑問を取材で解明する〈HOKUROKU特命取材班〉。
「富山の人たちってなんで、ばんそうこうを『キズバン』と呼ぶの?」と読者から届いた素朴な問いを今回は取り上げます。
石川・福井の人が「ばんそうこう」と呼ぶ医療品を富山の人は「キズバン」と呼んでいます。富山県内のドラッグストアの中には陳列棚の案内表示に「キズバン」と書いているお店もあります。
この言葉の語源はどこから来ているのでしょうか? 全国でも(ほぼ)類例を見ないユニークな状況が北陸の富山で発生しているわけです。
関係各所の協力の下で取材を進めながら、真相に近い仮説を今回は突き止めましたので、最後まで読んでみてください。
石川・福井の人からすれば富山の人と話す際に格好のネタになってくれるはずですよ。
HOKUROKU編集長・坂本正敬
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5 - 連載「ネコはどこへ行く?」
川柳と俳句の違いも学べます。移住者たちの川柳「金猫賞」発表の話
読者との双方向のコミュニケーションを目指したコンテンツ(通称・たまり場)が〈HOKUROKU〉にあります。その1つが「移住者たちの川柳」。
「北陸のカルチャーショック」をお題に川柳を募り、集まった中から優秀作を選びましたので発表します。
第1回目の受賞作を決めるにあたって「大変な世界に手を出してしまったなあ」と恐れおののいています。川柳と俳句の違いも知らないHOKUROKU編集部が始めたコーナーなので。
それでも、どうにかこうにか入選作品を選んでみました。選定に際して学んだ川柳に関する知識も併せてシェアします。
川柳と俳句の違いなど大人の一般教養にもなる話題です。最後までぜひ読んでみてくださいね。
HOKUROKU編集長・坂本正敬
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5 - 連載「工芸マイクロツーリズム」
国立工芸館の唐澤館長に聞く。北陸の「工芸を巡る旅」のすすめ
2020年(令和2年)10月25日(日)国立工芸館(東京国立近代美術館工芸館)が金沢に移転&オープンします。
政府の関係機関を地方に移転させる取り組みの一環として日本海側に初の国立美術館の関連施設がやってくるわけです。
同館の移転とともにこの先、美しさを備えた道具(工芸)の世界が北陸の地でさらに発展を見せると予想されます。
しかし、身近にこれだけ工芸の産地が集積しているのに無縁の暮らしをしている人も北陸には少なくないはず。
なにしろ、意味も価値も専門用語も、工芸の世界はよく分からない、ハードルが高そうだからですよね。
ただ、工芸との触れ合いは手作業に残された役割を確かめる絶好の機会です。
メディアの仕掛けがあったり、デザイナーとの「コラボ」企画が生まれたり、ブランディングの上手な仕掛け人が入ってきたりと、このところ工芸の世界は面白みも増しています。
そこで、遠出ができない状況を逆手にとって、1泊2日で北陸の工芸を巡る小旅行(マイクロツーリズム)を楽しむ、そんな連載を組みました。
国立工芸館の館長・唐澤昌宏さんには工芸の基礎的な話を連載の1回目で聞きます。
工芸とは何なのか、身近な工芸とどう向き合えばいいのか、興味深い話がたくさん聞けました。
特に、初心者でも今すぐ試せる館長直伝の工芸の楽しみ方は、すごく役立ちます。
面白いと感じても、面白くないと感じても、工芸作品にむしろ何も感じなかったとしても、大丈夫みたいですよ。
最後までぜひ読んでみてくださいね。
HOKUROKU編集長・坂本正敬
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5 - 連載「古民家を持つ」
「買いたい」古民家「買ってはいけない」古民家
北陸3県を含む全国の建築物は10軒のうち1軒以上が空き家(正確には空き物件)だといいます。その半数以上は、いわゆる「古民家」が占めているのだとか。
大きな転換期を日本の建築が迎えた1950年(昭和25年)よりも前に、木材を組み合わせる日本伝統の工法で建てられた建築物を、正確には古民家と呼ぶそう。
カフェや宿・ショップなどにリノベーションする物件として古民家は北陸でも人気がありますよね。
ただ、古民家も、状態や値段がばらばら。「リノベ」して何かをしたい・住みたいと思っても、数ある選択肢の中でどれに手を出していいのか素人には、見当も付かない状態になっています。
この連載(「古民家を持つ」)では、500軒以上も古民家を内見してきた、古民家再生の専門家である〈HOKUROKU〉プロデューサーの明石博之が、買いの古民家・買ってはいけない古民家の見定め方を語ります。
空き物件を探す人に向けられた内容ですが、空き物件を適正に管理したい人にも大いに役立つ内容になりました。
HOKUROKU編集長・坂本正敬
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5 - 連載「人情と論理の交差点」
ふるさと納税事件編。弁護士Iからの「謎解き」挑戦状
〈HOKUROKU〉運営メンバーにして弁護士の伊藤建によるリーガル(法律に関する)「謎解き」コンテンツです。
伊藤いわく、血も涙もない(ように思える)法の世界では、論理と人情のせめぎ合いの末に人間味のある判決が出た有名な事件は過去に少なくないそう。
もちろん、北陸3県でも一緒です。論理と人情のはざまで難しい意思決定を日々強いられる人たちにとって、それらの事件は大切な教材になってくれるのだとか。
裁きのプロである裁判官も悩んだ北陸の難事件がこの特集では提示されます。
全5回の記事の途中で情報が出そろったら、どちらの言い分に分があるのか裁判官になったつもりで考えてみてください。もちろんその理由も含めて。
裁判官がどのような判決を実際に下したのか最後は伊藤が解説します。
皆さんと、裁判官の考えがどれくらい違っているのか、あるいは一緒なのか。ぜひ答え合わせをしてみてください。
ちなみに、扱う内容は実話であり幾つもの人生が関係する話です。見せ方はゲーム感覚でも語りのトーンはあくまでもまじめに。
HOKUROKU編集長・坂本正敬
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