HOKUROKU(ホクロク)とは
私たちの暮らす北陸をもっといい場所に
誰かに任せて文句を言うのではなく、自分の暮らすまちを自分で良くしようと考えて動く人たちに向けてつくったウェブメディアが〈HOKUROKU〉です。
「自分のまちには何もない」と言うのではなく「ないなら自分でつくろう」と考える人たちを読者として想定すると言えば分かりやすいでしょうか。
もちろん、自分で引き受けて考え、誰かのために(地域のために)動く人たちを増やす役割も果たしたいと考えています。
名前の由来は「北陸」と「奥日本」を掛け合わせた「Hokuriku+oku」(「奥日本」については後ほど)。
創刊編集長の坂本正敬(さかもとまさよし)とプロデューサーの明石博之(あかしひろゆき)が富山県高岡市にあるコワーキングスペース〈COMSYOKU〉に編集部を置いて2020年(令和2年)5月31日(日)に創刊しました。
主な運営メンバーはこちらにまとまっています。
活動のメインは今のところこんな感じ
具体的には、こんな(↓)コンテンツづくりを今のところ続けています。
こんなの「できる・やる」らしいニュース
富山・石川・福井の3県を足しても、新潟県と(あるいは長野県)と大して広さが変わらないとご存じでしたか?
その北陸をさらに分割した狭い県域に閉じこもって暮らしているだけでは、耳に届く情報や目に入る光景、出会う人たちの顔ぶれが、おのずとマンネリ化していきます。
地域の新聞やテレビ、フリーペーパーはもちろん、お出掛け情報サイトすら扱う情報が県境で分断されているとなれば、各県の住人の意識や視野はますます内向きになってしまいます。
そこで、広々とした北陸の視点でローカル情報を再編集し、各県で活躍する人たちがお互いを刺激し合えるコーナーをつくりました。
なにしろ、明治時代の初めごろは、富山も石川も福井(嶺北)も1つの「石川県」だったわけですし。県境なんて軽々と飛び越えましょう。
〈real local 金沢〉編。ローカル・WEBマガジン・レポート
HOKUROKUとは異なるテイストや切り口で地域の情報を取り上げるローカル・ウェブメディアが各県に幾つもあります。
それらのメディアの取材&紹介を通じて、県境を越える形で情報が流通する世の中を目指します。暮らしやお出掛けに新鮮さを取り戻す、あるいは、自分たちのまちを良くするヒントを、他のメディアとの協力の中で提供したいと思っています。
北陸に伝わる怪談話。金沢の「子育て幽霊」編
北陸「ローカルCM」ミュージアム
富山県立近代美術館事件編。弁護士Iからの「謎解き」挑戦状
ちょっとした見方の工夫で、見慣れた暮らしに対する興味と関心はすぐに戻ってくると思っています。
本格的な文献調査の下で地域に伝わる怪談話を小説風にリメイクしたり、子どものころに見た懐かしいテレビCMをミュージアムのようにコレクション展示したり、身近な場所を舞台とする全国的に有名な法廷闘争の歴史を謎解き小説風に紹介したり。
〈病牀六尺〉を書いた正岡子規みたいに深いまなざしを持てば、身近な景色にも味わいがたっぷりと感じられるはずです。自分たちの暮らすまちをもう1回好きになるきっかけにしてください。
コピーライターでない人がキャッチコピーを自分の商売で考える時に考えるべき話
イナガキヤスト × 大木賢の「バズる」写真論
北陸の暮らしに変化を生み出そうと挑戦する、自分たちの暮らすまちをもっと素晴らしい場所にしようと活動する人たちを応援するために、ノウハウやスキルを伝えるコンテンツもたくさんつくっています。
基本的に、この種のコンテンツ群は、月額会員だけが全話を読める形になっています。
海外で再評価も。高岡の四津川製作所がリバイバルした戦後生まれの花瓶
暮らしに取り入れるだけで気分が上がる北陸生まれのアイテムもHOKUROKUのEC(電子商取引)サイト〈北陸目録〉で扱っています(商品点数はまだ限られていますが)。
北陸のプロダクトを北陸の人が買って(使って)北陸の文化を守るサイクルを実現できればいいですね。
巨大なシステムに乗っかって流通する商品にできるだけ頼らない生き方が北陸でできたら最高です。
会員登録でより便利に
これらのコンテンツは、無料会員・月額会員の登録でより便利に楽しめます。
一部のコンテンツは、月額会員しか全話を読めない設計になっています。月額会員の登録費は毎月1,078円(税込)でクレジットカード情報の入力が必要となります。皆さんの登録をお待ちしています。
寄付者の一覧
最後に。
2020年(令和2年)2月10日から1カ月間、北日本新聞社(富山県)・北陸銀行(富山県)・READYFOR(東京都)の3社が実施する企画〈クラウドファンディングとやま〉で創刊のためのクラウドファンディング(インターネットによる寄付金の受付)をしました。
100万円の目標金額を掲げ、140名の支援者から合計267万円の寄付が集まりました。
あらためて、クラウドファンディングにかかわった3社と140名の寄付者に感謝を表明します。主な寄付者の一覧もつくりました。
(寄付者一覧はこちら)
太平洋側の大都市が日本の「表」だとしたら日本の「奥」は北陸です。
いわば「奥日本」とも呼べる北陸の地に足を着けながら、皆さんの期待を裏切らない楽しいメディアをじっくり育てていきます。〈Twitter〉〈Instagram〉のフォローもお願いします。
HOKUROKU創刊編集長・坂本正敬