暮らしの中で愛用する「道具と日用品」を北陸の人に聞いてみた(前編)
どのような道具と日用品に囲まれて普段から暮らしていますか?
大量生産される安価な製品を暮らしに上手に活用する楽しさももちろんあります。しかし、質のいい道具や日用品を大事に手入れしながら使い続ける喜びも一方であるはずです。
長持ちする道具や日用品の数々を手に取ればそのつくりの良さで消耗品との違いを感じさせてくれます。「自分らしさ」や非日常感もその違いが演出してくれます。
いわば、マンネリ化した日常も道具選びで打破できる可能性があるのですね。
〈HOKUROKU〉のEC(電子商取引)サイト〈北陸目録〉の責任者であり空間デザイン・インテリアデザインを本業とする明石博之も、
「良いものは使う時間を楽しめる上に、置いてある空間の気を整え、律してくれる力を持ちます。使う人の所作を暗に指導してくれる師でもあります」
と言います。息の長い道具選びは環境問題にも好ましい影響を与えるはず。たかが道具・されど道具なわけです。
しかも北陸は、作家や職人の工芸、民芸が盛んな地域の1つです。つくり手の力がこもった道具や日用品に触れようと思えば、そこかしこにチャンスがあります。
そこで、北陸の優れた道具と日用品の一端を明らかにするべく、北陸3県に暮らす各界の人に「愛用している道具は?」と聞いてみました。
声を掛けた人たちは「目利き」の人たちばかり。案の定、知られざる名品が次々と明らかになってきました。
彼ら・彼女らが大切にする愛用品を参考にしながら皆さんも息の長い「Made in Hokuriku」の道具探しを始めてみませんか?
大切な誰かに贈り物を考えている人もぜひ読んでみてくださいね。
HOKUROKU編集長・坂本正敬