こんなの「できる・やる」らしいニュース

2025.03.28

No. 36

羽咋市のブドウ畑〈ITAYA Farm〉でワイン醸造用ブドウの苗木の植樹体験会が開催

 

石川県羽咋市粟生(あお)町にある〈ITAYA Farm(イタヤファーム)〉のブドウ畑で2025年(令和7年)4月5・6日(土・日)ワイン醸造用ブドウの苗木の植樹体験会が開催される。

 

植樹される苗木は、シャルドネ、アルバリーニョ、ムールヴェードル、シラーなどの1,100本で、長靴・手袋・汚れてもいい服装・水分を持参すれば誰でも無料で参加できる(※要、事前申し込み)。

 

 

ITAYA Farmは、障がい者支援に長年従事してきた作業療法士の藤島健一さんが、障がい者の就労支援、および羽咋市の地域活性化を目的に、羽咋市粟生町の砂丘地にある耕作放棄地を自ら開墾して、2021年(令和3年)3月に開いたブドウ農園。

 

当初1.2ヘクタールだった圃場(ほじょう)は現在、2.2ヘクタールまでに拡大され、約3,000本のワイン醸造用ブドウが栽培されている。

 

今回は、40アールのさらなる農地拡大に伴い、ワイン醸造用ブドウの苗木1,100本が植樹される。

 

植樹を待つブドウの苗木

 

従来は、苗木オーナー向けの植樹体験会だったが、より多くの人にワイン栽培を身近に感じてほしいと今回の募集が行われた。体験会は、午前・午後の部が両日設けられる(各部、10組が目安で、定員に達し次第、募集は終了)。詳しい情報、および応募は公式フォームから。

 

ITAYA Farmは今後、農場近くの傾斜地にワイナリー、および併設のレストランの建設を計画しており、自社醸造にも取り組んでいく「らしい」。

 

羽咋市の砂丘地の砂

 

HOKUROKU編集部のコメント:北陸地方で、ワインづくりにチャレンジする方が、ここ数年で増えてきていますね。ワイン大好きな僕としてはとってもうれしい傾向です。しかも、世界的なアワードを受賞するなど、その活躍ぶりは素晴らしいです。日本酒も含め、酒づくりをしている地域って、外から見ると文化レベルが高いように感じられます。富山県で言うと、氷見市や南砺市ですが、ワイナリーの存在によって地域ブランドが各段に上がりました。あとは、すてきな宿泊施設があれば最高ですね。明石P

 

友人の醸造家ともよくテロワールの話になります。「その土地を醸す」という意味の言葉で、酒そのものにとどまらず、お酒をつくる過程全般に言えて、植樹も大切な要素です。ぜひ体験してほしいです!武井開発P

 

自分が植えたブドウの苗からワインが造られるなんてワクワクしますね! お子さんと参加して、大人になったらITAYA Farmのワインで乾杯するなんてすてきです。ぜひ、ご家族皆さんでご応募ください。高橋編集員

 

文・写真・翻訳・編集:坂本正敬

この記事を書いた人

Avatar

関連する記事

オプエド

この記事に対して、前向きで建設的な責任あるご意見・コメントをお待ちしております。 書き込みには、無料の会員登録、およびプロフィールの入力が必要です。