連載「工芸マイクロツーリズム」
- 連載「工芸マイクロツーリズム」
「GO FOR KOGEI」で巡る「工芸 × 建築」の先進地・北陸の旅のすすめ
「週末のお出掛け、どうしようかな」だとか「(富山・石川・福井には)本当に何にもないよね」だとか思っている皆さん、私たちの北陸は日本の中でも工芸の先進地で、身近な場所にたくさんの楽しみがあるみたいです。
そんな北陸の工芸の楽しみを再確認させてくれる、富山・石川・福井を舞台に工芸の祭典〈GO FOR KOGEI〉を今回の「工芸マイクロツーリズム」の続編では紹介します。
「工芸って古臭い」「ダサい」「堅苦しい」と思って自然に距離を取っていた人でも、びっくりするくらい刺激的な体験が楽しめる期間限定の催しがGO FOR KOGEIです。
例えば「これって工芸なの?」と思えるくらいアーティスティックな工芸作品が、歴史ある北陸の神社仏閣の空間を使って展示されていたりします。
しかも、北陸3県に会場が分散しているので、ちょっとしたお出掛け&お泊りも、その気になれば楽しめる北陸人にぴったりのプログラムとなっています。
詳しい話を聞かせてくれた人はGO FOR KOGEIのプロデューサーである建築家の浦淳さん。後半からはちょこっと広報の方も登場します。
この特集では、GO FOR KOGEIの特徴はもちろん、工芸についてもともと疎かったと語る浦さん流の工芸の楽しみ方、愛用の工芸品にまで話が及びます。
「工芸」と言われても現状で何も心がときめかない人こそ読みたい、身近な工芸の印象が大きく変わる特集になりました。一生ものの趣味や楽しみは、身近な場所に実はあった、そんな話です。
HOKUROKU編集長・坂本正敬
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国立工芸館の唐澤館長に聞く「北陸の工芸を巡る旅」の楽しみ
2020年(令和2年)10月25日(日)国立工芸館(東京国立近代美術館工芸館)が金沢に移転&オープンします。
政府の関係機関を地方に移転させる取り組みの一環として日本海側に初の国立美術館の関連施設がやってくるわけです。
同館の移転とともにこの先、美しさを備えた道具(工芸)の世界が北陸の地でさらに発展を見せると予想されます。
しかし、身近にこれだけ工芸の産地が集積しているのに無縁の暮らしをしている人も北陸には少なくないはず。
なにしろ、意味も価値も専門用語も、工芸の世界はよく分からない、ハードルが高そうだからですよね。
ただ、工芸との触れ合いは手作業に残された役割を確かめる絶好の機会です。
メディアの仕掛けがあったり、デザイナーとの「コラボ」企画が生まれたり、ブランディングの上手な仕掛け人が入ってきたりと、このところ工芸の世界は面白みも増しています。
そこで、遠出ができない状況を逆手にとって、1泊2日で北陸の工芸を巡る小旅行(マイクロツーリズム)を楽しむ、そんな連載を組みました。
国立工芸館の館長・唐澤昌宏さんには工芸の基礎的な話を連載の1回目で聞きます。
工芸とは何なのか、身近な工芸とどう向き合えばいいのか、興味深い話がたくさん聞けました。
特に、初心者でも今すぐ試せる館長直伝の工芸の楽しみ方は、すごく役立ちます。
面白いと感じても、面白くないと感じても、工芸作品にむしろ何も感じなかったとしても、大丈夫みたいですよ。
最後までぜひ読んでみてくださいね。
HOKUROKU編集長・坂本正敬
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