利き酒師と酒匠で考える。日本酒の「ペアリング」の教科書。(後編)
富山県氷見市にある日本酒バーを併設した宿<蔵ステイ池森>で、宿泊者限定のミニバーセットをつくろうという話からスタートした今回の特集。
前編「利き酒師と酒蔵の社長で考える。日本酒の『ペアリング』の教科書。」では、利き酒師にして蔵ステイ池森のおかみ・池森典子さんと、富山県にある若鶴酒造の小杉康夫社長に、日本酒のペアリング論を学びました。
若鶴酒造からは、同社のウイスキーブランド<HARRY CRANES>のつまみと日本酒をペアリングするアイデアも聞き、ミニバーセットづくりのヒントをもらいました。
後編では、前編のペアリング論を基に、HARRY CRANESと日本酒のミニバーセットを池森さんが考えます。
さらに、石川県内初の酒匠取得者にして、山中温泉で<和酒 BAR 縁がわ>を営む下木雄介さんを蔵ステイ池森に招き、ミニバーセット、および併設のバーで出す普段のメニューのペアリングを味わってもらいました。
日本酒の学びはさらに深まり、下木さんからはペアリングを超えた「マリアージュ」の話まで出てきます。
酒好きの人はもちろん、後編は特に飲食業界に関係する人にも役立つ話になっていますので、前編を読んでいない人は全て読んでから、後編を楽しんでくださいね。
HOKUROKU編集長・坂本正敬