こんなの「できる・やる」らしいニュース

2022.11.14

No. 18

北陸の文化を発酵からひもとくガイド本〈発酵ツーリズムほくりく〉が一般販売中。身近な暮らしを楽しむヒントは発酵食品に

プレスリリースより

 

金津創作の森美術館(福井県あわら市)で開催中の展覧会〈Fermentation Tourism Hokuriku ~ 発酵から辿る北陸、海の道〉の公式ガイドブック〈発酵ツーリズムほくりく〉(fu プロダクション)が2022年(令和4年)9月末に一般発売された。

 

著者は、同展示会のキュレーターを務める「発酵デザイナー」の小倉ヒラクさん。福井・石川・富山の伝統的な発酵食品に注目し、各食品をひもといた先に見える北陸の文化について、分かりやすい文章と写真で語っている。

 

特に、すし・精進料理・北前船・日本酒を発酵の視点で振り返る解説は味わいに富み、身近な暮らしに対する新鮮な見方を提示してくれる。

 

Fermentation Tourism Hokuriku ~ 発酵から辿る北陸、海の道の会期中(2022年9月17日〜12月4日)は金津創作の森美術館とサテライト会場(公式ホームページで詳細を確認)で本の購入が可能。

 

福井県内の書店、石川・富山の一部(山元醸造株式会社・D&DEPARTMENT TOYAMA・ホホホ座金沢・TSUTAYA BOOKSTORE イオンモール白山)でも入手できる。

 

出版元であるfu プロダクションの公式オンラインサイト〈ふうぷろ書店〉でも買える「らしい」。

関連:「発酵」なんて興味ないと言っていると北陸の魅力を大きく見損なってしまうかもしれない話

編集部のコメント:季節の食材を新鮮なまま食卓へ、というぜいたくの極みが地方暮らしで味わえるわけですが、発酵文化はその上を行っています。食材が新鮮であるからこそ発酵食品がおいしいのです。そして、北陸の発酵文化は深い。せっかく漁師町に住んでいるので、もっと突っこんで探求してみたいと思っているところです。明石P

 

ヒラクさんは「発酵デザイナー」という変な肩書きですが、フィールドワークが主体で、ローカルで活躍する発酵関連の職人さんたちと一緒になって「発酵」を広めている方です。だからこそ発言に説得力があり、発酵の面白さと奥深さを再発見できるのだと思います。まさに「デザイナー」なのですね。そんな北陸でのフィールドワークの結晶の1つがこの本です。ぜひお手に取ってみてください!武井開発P

 

先日僕も、富山県氷見産のマイワシでアンチョビをつくりました。気温・湿度・発酵時間・塩の量で大きく味が変わる奥深さがあります。北陸の発酵食品をこの本で掘ってみたいですね。大坪副編

 

文・翻訳:坂本正敬
写真:fuプロダクション

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