こんなの「できる・やる」らしいニュース

2022.05.19

No. 09

新・石川県立図書館の公式カフェに〈HUM&Go#〉が出店!石川の飲食業界に新たなスタンダードを示す取り組みにも注目

 

2022年(令和4年)7月16日(土)に移転&オープンする石川県立図書館の1階正面玄関横の広いガラス張りスペースに、県内の人気店〈HUM&Go#〉が図書館の公式カフェとしてオープンする。

 

公共施設のカフェにありがちな「おまけ」のような存在ではなく、「ハムゴー」を目当てに訪れた利用者がついでに本を借りていくような場所を目指したいと、カフェの運営会社おまめ舎の代表・久木誠彦さんは語る。

 

石川県立図書館の外観。建物の1階、向かって左側のガラス張りの空間に〈HUM&Go#〉が出店する

 

さらに、今回の出店では、各種の専門家と力を合わせて「石川の森との接点」づくりにも取り組む。

 

無機質で無国籍、クールな雰囲気が売りの従来の店舗デザインとは大きく方向を変え「切り離されてしまった森と暮らしの接点をつくり、県民の目が自然に地元の森へ向かう仕掛けをつくりたい」と久木さんは語る。

 

加賀から能登までの県産材が店内に使われる。内装・家具・ディスプレイなどを通じて「抽象化した」森を再現する

 

店内には、さまざまな形で県産材を活用する。格好いい・おしゃれ・面白いを切り口に、利用者の森への関心を自然に高めるような工夫を随所に施す。

 

県の新たなシンボルとなる図書館に出店するカフェとして、金沢美術工芸大学が隣接地に移転してくる状況も踏まえ、次世代の人たちと森の接点づくりを通じ、社会的な課題に取り組みたいと久木さんは考える。

 

県内の他の飲食店が県産材をお店づくりに活用する際のモデルにもなればと願っている「らしい」。

 

詳細は、5月20日(金)にスタートするクラウドファンディングページを確認したい。

関連:新しい石川県立図書館の公式カフェに〈HUM&Go#〉が出店!森や県産材と人の暮らしをつなぐ「ハムゴー」流のチャレンジにご支援を!

工事中の店内

 

編集部のコメント:金沢市は最近、文化施設が多くオープンしていて注目しています。新しい図書館はものづくりするための施設もあるそうなので〈HUM&Go#〉をきっかけに図書館に行ってものづくりをするのも楽しそう。武井開発D

 

図書館とカフェっていいですよね。映画〈耳をすませば〉に登場するような食堂の入った公共図書館が昔から好物です。独特な時間の流れ方をしています。大坪副編

 

久木さんが仕掛けるからには絶対に面白い場になると思います。先進的なカフェは新しいことをチャレンジする人たちを勇気づけ、良きモデルになるという点では、社会インフラのようなものです。オープンしたら早速行ってみましょう!明石P

 

文・翻訳:坂本正敬
写真:藤森祐治

この記事を書いた人

Avatar

関連する記事

オプエド

この記事に対して、前向きで建設的な責任あるご意見・コメントをお待ちしております。 書き込みには、無料の会員登録、およびプロフィールの入力が必要です。