Wikipediaに自分で自分を載せちゃった話。自作自演ですみません

2020.08.26

vol. 03

あなたの参加を歓迎します

 

〈Wikipedia〉で新しく項目を追加するためには何から始めればいいのか。分からなければWikipediaで調べてみよう。

 

Wikipedia内で検索してみると「記事を執筆する」という記事が見付かった。

 

いろいろ書いてあるが大まかな流れは以下のとおりだ。

  1. アカウントを作成・ログインする(しなくてもOK)
  2. 新規の項目を書くまたは既存のページを修正(編集)する
  3. 投稿する(反映させる)

アカウントを作成しログインした方ができればいいという。しかし「しなくても大丈夫」とはどういう意味なのだろうか。

 

本文を引用すると以下のように書かれている。

“アカウントがない場合は利用者専用のページを持つことができず、ウィキペディアの外観を選択したりする個人設定や、特定の記事の更新を通知してくれる「ウォッチリスト」などの機能が使えなかったり、コミュニティでの検討事案やコンテストにおける投票などはできません。”(Wikipediaより引用)

この説明だけでは初心者の私には理解ができない。

 

しかし、これだけ多くの人が編集に参加するウェブサイトだ。難しい操作が待っているとも考えられない。「習うより慣れよ」の精神で実際に始めてしまった方が早い気もする。

Neutral Point of View(中立的な観点)

記事の書き方についてもWikipediaにはルールがある。例えば、中立的な観点(Neutral Point of View)はその代表例だ。

  • 自分についての記事
  • 自社の宣伝や独自研究の発表
  • 書くに値しない題材

以上は、Wikipediaにふさわしくないと日本語版Wikipediaの「記事を執筆する」のページに書かれている。Wikipediaを扱うさまざまな書籍にもこの点は書かれていた。

 

〈HOKUROKU〉の掲載は最初の2つの基準に抵触しそうだ。ちょっと不安になってくる。

 

3番の書くに値するかどうかも最初から疑問である。Wikipediaに掲載する記事は「特筆性」が必要なのだという。

“ウィキペディアに記事を作成する場合、取り扱う対象には、百科事典の記事として言及するにふさわしい価値が必要です。ウィキペディアでは、この価値を特筆性(notability)と表現します。”(Wikipedia:独立記事作成の目安より引用)

とはいえ、前向きに考えてみる。第3者的なメディアがHOKUROKUを創刊時に取材してくれた(創刊後も、いろいろな取材を受けている)。その意味で特筆性はゼロではないだろう。

 

さらに、特筆性が本当になければコミュニティの判断で削除される運命にもなっているらしい。

 

削除されたら、その判断を受け入れればいい。Wikipediaの根本的な原則は「大胆になれ」だ。ここまできたら覚悟は決まっている。

完璧でなくていい

次は、記事の構成の問題も考えてみた。思えば、百科事典はそもそも、何かの項目を説明する際に何を書いているのだろう。

 

その疑問には、日本語版のWikipediaにある「完璧な記事」が答えてくれる。まとめると次のような感じだろうか。

  1. 主題の定義と明確な説明(概要から徐々に核心へ迫っていく)
  2. 文章全体のボリュームはできる限り長く(長い=書くに値する情報がある)。しかし一文一文については短く簡潔に
  3. 中立な立場から分かりやすく明確に十分な説明を丁寧に与える

ただ、ここまで調べてふと、に頭でっかちになりかけている自分に気がついた。「そのうちに疲れて書きたくなくなるかも」とも感じる。

 

日本語版Wikipediaの「編集方針」という記事には次のように書かれている。

“完璧でなくてもよいのです。編集を楽しんでください。”(Wikipediaより引用)

基本的なルールを守った上であれば、ちょっとした「書き損じ」があっても「先輩」編集者たちが上手に導いてくれるはずだ。やはり「習うより慣れよ」である。

 

もう、細かい話は後回しにしようと思い「新しい項目をつくるボタンはどれだ?」とページ全体に目を走らせてみた。先ほど確認した情報によれば、アカウントを作成してログインした方がいいと説明があった。

 

 

ホームページ上の右上には「アカウント作成」という表記が見られる。アカウントをまずは作成してみればいいのだろうか。

 

 

アカウント作成のページをクリックすると上のような画面が出てくる。入力項目は以下の3点だけだ。

  • 利用者名
  • パスワード
  • メールアドレス(任意)

全て情報を入れ、自動作成防止チェックをしてからアカウントを作成すると「編集方針」のページが出てくる。「完璧でなくていい、編集を楽しんで」というメッセージがあらためて目に留まった。

 

これで準備は整ったのだろうか。ページ全体に目を通してみるとページの上部に何か筆者あてのメッセージが届いている。

 

 

クリックしてみると、

“Wikipediaへようこそ!あなたの参加を歓迎します”(Wikipediaより引用)

という歓迎のメッセージが届いていた。

 

多くの個人が力を合わせて地球と人類の事象を全て言語化する取り組みがWikipediaである。個人の参加をWikipediaが本気で歓迎している姿勢があらためて伝わり、背中を押された気がした。

 

大坪副編集長のコメント:次は、第4回。HOKUROKUの記事をいよいよ作成してみます。)

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