寒さから身を守る「100均」グッズ
記録的な豪雪により交通機能が北陸でまひしています。転倒・落雪などのリスクも屋外では高まります。徒歩での外出も可能な限り避けたいです。
しかし、食料や水の確保、除雪、誰かの救出で外出せざるを得ない状況もあるはずです。
その場合、動画投稿サイト〈YouTube〉上に公開された自衛隊のライフハック動画で紹介される防寒対策が役立ちます。
ビニール製のかっぱを服の下に着込む
自衛隊のライフハック動画「自衛隊式 ! 寒さから自衛する方法① カッパ」によれば100円ショップで売られているビニール製のかっぱが防寒に役立つと言います。
アウターとして衣類の一番外にビニール製かっぱを着るのではなくコートの下に着込むと、サウナスーツ効果で大変な温かさになると言います。
ただ、自衛隊の動画でも指摘されているとおり、ビニール製かっぱをインナーにしたまま屋外作業する場合には注意が必要です。
温かい分だけ、大変な汗をかきます。編集長の私・坂本も、ビニール製のかっぱをコートの下に試しに着込んで、近所のスーパーマーケットまで食料を買いに徒歩で移動してみました。それだけの運動でも帰路では案の定、服の中で汗が流れました。
すぐに着替えられる環境が約束される場合は問題ないですが、汗の冷えによる体温低下のリスクを頭に入れておくべきみたいですね。
余談までに、寒さを防ぐ方法として、乾布摩擦や筋力トレーニングについても自衛隊の動画で語られていました。
筋力トレーニングについては今から始めれば、冬の終わりぐらいには違いが出てくるかもしれません。
足の裏全体を地面に付けて小さな歩幅で歩く
豪雪時に外出する際、転倒リスクが高まるポイントを内閣府がまとめていますので最後に補足します。
- 横断歩道の白線の上(薄い氷の膜ができている場合がある)
- 駐車場の出入口・ガソリンスタンドなど車の出入りがある歩道(車のタイヤで路面上の氷が磨かれている)
- バスやタクシーの乗り場、歩道と車道との段差(踏み固められてすべりやすくなっている)
- 坂道
- ロードヒーティングや融雪装置で雪や氷が融けている部分と溶けていない部分の段差(部分的に、すべりやすい状態になっている)
今回の経験で個人的には、多くの人が歩いて踏み固めた歩道の雪を新雪が隠した状況が最もすべりやすいと感じました。
外出が避けられない場合は、以上のような場所に注意しながら、足の裏全体を地面に付けて小さな歩幅で歩くと転倒リスクを下げられます。
徒歩で出かける際には携帯電話も持参し、建物からの落雪に注意して歩きたいです。
ただ「スマホ」の充電の減り方も寒い場所では激しくなります。北極圏に近い土地での取材で学びました。携帯電話端末の充電状況にもこまめに注意したいですね。
(副編集長のコメント:自衛隊のライフハック動画を中心に豪雪の対処法をまとめました。
雪国の先輩から後輩へ「こんな情報があるよ」と伝えたいノウハウが他にもあれば「オプエド」(コメント欄)に書き込みをよろしくお願いします。
ちなみに〈自衛隊 LIFEHACK CHANNEL〉には冬の暮らしに役立つ情報が他にも公開されています。
自衛隊式のかまくらのつくり方については子どもたちが大喜びするはず。
人の命を奪い、暮らしをおびやかす豪雪ですが、子どもたち(子ども心を持った大人たち)をワクワクさせる面も一方ではあります。必要に応じて参考にしてください。)
文・写真:坂本正敬
編集:大坪史弥・坂本正敬
編集協力:明石博之・中嶋麻衣
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除雪するときは服装も大事ですよね。
我が家ではスキーウェアを着て除雪しました。
うごきやすく、防寒、撥水、蛍光色で遠くからでも見つけられるので、とても重宝してます!
おっしゃる通り、服装も大事ですね。防寒のみでなく、透湿性もあるスキーウェアは雪かき用の服装として最適かも……
(副編:おおつぼ)