雪国北陸の雪かき・雪下ろし方法と道具:自衛隊が語る雪対策と地元民の知恵

2021.01.11

第4回

車内のガラス曇りを軽減する方法

写真:柴佳安

雪の日に運転していると車内が曇りがちです。

 

雪道の運転はただでさえ注意が必要です。フロントガラスが雲って視界が遮られると安全を脅かす恐れがあります。

 

エアコンの調整で通常なら曇りは取り除けます。しかし、しつこい曇りに悩まされて、わずかに曇っていない部分をのぞき込むように、猫背になって運転を強いられた経験もあるのではないでしょうか。

ブーツや靴に付いた雪を車内に持ち込まない

動画投稿サイト〈YouTube〉に公開された自衛隊のライフハック動画によれば降雪時の窓ガラスの曇りには意外な原因があるとされています。

 

大雪の中で自動車に乗り込もうとする時、体がぬれないように急いで扉を閉めると思います。

 

身だしなみや髪型などを気にする女性は特に、雪を嫌い、急いで車内に入ると思います。しかし、この際に、盲点となりやすい部分が足元です。

 

〈自衛隊 LIFEHACK CHANNEL〉の動画「車内のガラス曇りを軽減する方法」によれば、靴やブーツに付いた雪をドライバーや他の乗員が降雪時に車内へ持ち込むため、雪が溶け湿度が上がり、窓ガラスの曇りを引き起こす原因になるといいます。

 

エアコンの調整で曇りは取り除けます。しかし、雪の降る寒い日はバッテリー機能も低下し、バッテリーが上がりやすくなると国土交通省も注意を喚起します。

 

バッテリーへの負荷を考えても降雪時に車に乗り込む際には、

  1. お尻から座席に座る
  2. 足だけ外に出して靴同士をぶつけ雪を落とす

といった小さな工夫を重ねたいです。

 

ちなみに、バッテリー上りが起きて雪道で立ち往生してしまった場合には周囲の救助を速やかに求め、

  • ハザードランプを点灯する(点灯できる場合)
  • 停止表示板を置く
  • トランクを開けておく(故障であると周囲に示す)

といった対処が考えられるみたいです。確かに、トランクを開けておけば故障というメッセージが分かりやすく周りに伝わりそうです。

 

大坪副編集長のコメント:プロデューサーの明石博之が「(この特集は)ちょっと間違えばハックものに見えてしまいそうで心配」と公開前に気にしていました。

 

その懸念がいよいよ現実となり「ハックもの」に見えてきました。自衛隊 LIFEHACK CHANNELを参考にしているので仕方ない面もあるはずですが善処を検討します。

 

食材を徒歩で買いに出る、雪かきを屋外でする際などに役立つ自衛隊式の防寒対策を最後に紹介します。)

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