工芸用語と英単語を学ぶ〈北陸工芸鑑〉

国立工芸館の館長いわく、石川を中心とした北陸は他の地域に類を見ないほど工芸の文化・技術が厚く蓄積しているみたいです。

 

それほど豊かな「工芸王国」に暮らしながら、工芸を縁遠い存在として見ている人が北陸には意外に多いのではないでしょうか。

 

その原因の1つにはきっと「難しそう」というイメージがあると思います。「難しそう」に感じる理由としては、難解な専門用語の多さも挙げられるはず。

 

〈HOKUROKU〉ではそこで、日めくりカレンダーくらいの分量で、工芸の重要単語をちょっとずつ学べる読み物をつくりました。しかも、英単語の付録を添えて。

 

「ただでさえ難しい工芸の用語に英語の説明なんて要らない!」

 

と感じるかもしれませんが、思い切って英語まで学んだ方が専門用語の大まかな意味を日本語だけよりかえって理解しやすいケースもあると感じました(一応私は、翻訳家でもあるので)。

 

工芸に関する仕事をしている人にとっては、自分の仕事を世界に向けて発信する際の訳語の参考にもなるはず。

 

「工芸王国」に暮らすいろいろな人たちにとって役立つ気軽な読み物になればと願います。

 

HOKUROKU編集長・坂本正敬

 

 

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