新・テイクアウトの楽しみ。<8番らーめん>の「ちょい足し」レシピ。

2020.09.21

No. 01

「ちょい足し」はテイクアウトでしか味わえない楽しみ。

 

こんにちは。今回の特集、テイクアウトの「ちょい足し」レシピを担当する、『HOKUROKU』副編集長の大坪史弥といいます。

 

新型コロナウイルスの感染拡大により、外食の気分を味わうため、あるいは家事の面倒を省くために、北陸3県でもテイクアウトを利用した人は少なくないと思います。

 

実際、特定の単語がどれだけインターネット上で検索されているかをグラフで見られるウェブサービス<Googleトレンド>でも、北陸の人たちのテイクアウトへの関心が読み取れます。

 

「テイクアウト」の単語が検索されている地域を都道府県別に見ると、なんと1位が富山県、2位が石川県と、北陸が上位を占めているのですね。ちょっと、驚きではありませんか?

 

Googleトレンドでの「テイクアウト」のリサーチ結果。(HOKUROKU編集部調べ)

HOKUROKUでも新型コロナウイルス感染症の影響が騒がれ始めたころ、「北陸3県の便利なテイクアウトMap」というスマートホン向けの「アプリ」をつくって、飲食店をサポートしようと試みました。

 

その時は、テイクアウトが社会的にかなり関心を持たれている時期でもありました。

 

当時リリースした特集「コロナ後も考えてみた。愛される場所のつくり方。」では、富山の2つの人気カフェ<cafe uchikawa 六角堂>(射水市)と<nomi>(南砺市)において、テイクアウトがどのような愛され方をしているか取り上げました。

 

ただ、こうした社会情勢でも、テイクアウトをしない・しなかった人も、たくさん居ると分かっています

 

やはり、外食はお店で過ごす時間と空間そのものがエンターテインメントですから、「本当ならテイクアウトではなく、外食を楽しみたい」という本音もあるのだと思います。

 

個人的に、その気持ちは十分に分かります。ただ一方で、新型コロナウイルス感染症が拡大した時期に何度もテイクアウトを繰り返した経験から、テイクアウトでしか味わえない楽しみ方もあると考えるようになりました。

 

例えば、その1つが今回のテーマである「ちょい足し」です。

 

「ちょい足し」に利用した調味料や食材。

「ちょい足し」とは、既存の料理や食品に対して、他の食品や調味料を少しだけ足した、アレンジレシピを言います。

 

自宅の冷蔵庫にある調味料や食材をちょっと追加し、手間を掛けずに、実際の店舗では出合えない新鮮な味を実現します。

 

特にその新鮮さは、テイクアウトするメニューが食べ慣れた、見慣れた食べ物であるほどに、強く、感動的になります。

 

定番のメニューに対する味のイメージがしっかり出来上がっていると、自己流のアレンジで生まれる新しさが、驚きと感動につながるからですね。

 

幸い、北陸には北陸3県の人たちが「おいしいね」と言い合える食べ物が存在しています。HOKUROKUが先週から特集を組んでいる<8番らーめん>です。

関連記事:
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北陸3県の外食産業における「横綱」のような安定感がある8番らーめんだからこそ、「ちょい足し」のアレンジのしがいがあるはずです。

 

言い方を変えれば、8番らーめんの「ちょい足し」だからこそ、マンネリ化した日常に、驚きや新鮮さが取り戻せるのではないかと考えました。

 

そこで今回は、HOKUROKUの編集部が置かれる富山県高岡市のコワーキングスペース<COMSYOKU>のキッチンスペースを使って、8番らーめんの看板メニュー<野菜らーめん>を使った「ちょい足し」レシピの開発を編集部メンバーで行いました。

2014年(平成26年)から、ラーメンのテイクアウトも全店で始めている。

そもそも「8番らーめんに、テイクアウトはあるの?」と、ちょっと意外に感じる人も居るかもしれません。

 

HOKUROKUの編集部内にも、知らなかった人間が居ました。実は8番らーめんも以前から<8番餃子>などのテイクアウトをしていて、2014年(平成26年)からはラーメンのテイクアウトも全店で始めています。

 

<野菜らーめん>のテイクアウト。(8番らーめんホームページより)

もちろん、麺(めん)類であるラーメンのテイクアウトを用意するにあたって、お店の側もさまざまな工夫をしてきた様子です。

 

分かりやすい例として、テイクアウトのラーメンでは、持ち帰る途中に麺が伸びてしまう懸念があるため、使用する麺を変えています。

 

8番らーめんの「お持ち帰り用」の太麺は、持ち帰りの時間を考え、自宅に持ち帰るまでの10分程度で、ちょうどいい仕上がりになるように開発されています。

 

自動車で10分程度となると、一般道での平均速度を40kmとして計算した場合、店舗から約6.7km以内であれば、おいしく食べられます。

 

テイクアウト容器。(8番らーめんホームページより)

容器にも、工夫が施されています。8番らーめんの店名が国道8号線にちなんでいる通り、北陸の多くの人は店舗まで自動車で行きます。

 

持ち帰る際に、運転中の振動でスープが車内にこぼれないように、倒れにくい設計のふた付き容器が採用されています。

 

丈夫な紙で出来ている容器には、コーヒーのテイクアウトのように、周りを包む専用ホルダー(スリーブ)が付いています。

 

手で持っても熱くない上に、保温の役割も果たしています。

 

ホルダー付きの容器。(8番らーめんホームページより)

テイクアウトの注文は店舗でも可能ですが、電話で予約もできます。お店によってはネットでも注文が可能で、ドライブスルーで商品を受け取れる店舗もあります。

 

8番らーめんでは、新型コロナウイルス感染症の拡大が騒がれるよりもずっと前から、商品、注文方法、受け取り方法と、あらゆる工程において、テイクアウトサービスのための工夫を凝らしてきたのですね。

 

その意味でも、定番の味を自宅で「ちょい足し」アレンジする料理の対象として、「8番」の野菜らーめんは向いていると考えられます。

「8番」の冒涜(ぼうとく)にならないように。

今回の「ちょい足し」レシピを検証するHOKUROKU副編集長の大坪史弥。

ただ、8番らーめんのメニューに「ちょい足し」をする際には、注意が必要です。まず、食べ物を扱っているために、内容によっては読者の健康を害する恐れもあります。

 

また、8番らーめんのメニューは、何かを足さずとも、それ単体で完成されています。「ちょい足し」の内容によっては、単なる悪ふざけだと非難を浴びるかもしれません。

 

そうした点に配慮して、今回の「ちょい足し」レシピの開発では、株式会社ハチバンとも事前に連携を取り、社内の商品開発担当からの意見を参考にしつつ、HOKUROKU編集部で「ちょい足し」レシピを考えました。

 

次回からは、そのレシピの実食風景をレポートします。

 

(編集部コメント:長い前置きは、ここで終わりです。第2回からは、実食による検証結果が始まります。ラーメンのテイクアウトとは発想がなかったですが、8番らーめんでは何年も前から工夫を重ねて、テイクアウトを実現してきていたのですね。)

この記事を書いた人

大坪 史弥

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