こんなの「できる・やる」らしいニュース

2023.02.20

No. 19

福井県初の冷凍食品専門店〈京町リパブリック〉が越前市に開店。リノベ物件を生かしたレンタルキッチンや宿泊業の計画も

 

武生中央公園近くの福井県越前市京町に2022年(令和4年)11月24日、福井県で初となる冷食総菜(フローズンフード)専門店〈京町リパブリック〉がオープンした。

 

酒屋だった建物をリノベーションして、空き家問題の解決を図るとともに、北陸に多い共働き世帯のご飯づくりの大変さを、安心・安全でおいしい冷凍食品で支えたいと考え、店主の髙橋淳子さんらが出店した。

 

写真は、昨年12月に撮影。右手奥の窓の向こう側に宿泊棟へとつながる庭がある

 

店内に並ぶ冷凍食品は、全国的に流通している大手食品メーカーの商品ではなく、国産で、添加物も少ない、北陸各県(石川県が現在は中心)にある個人の飲食店がリリースする食品のみを扱う。

 

 

オープン直後からは意外にも、狙っていたターゲット以上に、一人暮らしを近隣で営む高齢者の来店が多く、孫世代への贈答品としてのニーズも存在したという。

 

オープンから数カ月が経過した現在は、メディア露出などを通じた認知度の高まりもあり、全体の客数も上昇傾向にあると髙橋さんは語る。

 

店名の「パブリック」には、お店周辺のにぎわいを、いろいろな人の思いをくみ取りながら、一緒につくり上げたいとの願いが込められている。

 

現在は、冷凍食品の販売が中心だが、店内の一角を使ったレンタルキッチンもあり、隣接した建物では、一棟貸しのゲストハウス運営も計画している「らしい」。

 

宿泊施設の予定地2階から見た京町リパブリック。中庭のような空間でつながっている。窓ガラス左手に見える通路からは表通りと直接出入りできる

 

編集部のコメント:このニュースは僕の心に深く刺さりました。町家のリノベ × 冷凍食品! 一見して遠い位置に存在している概念のようにも思えますが、相性が実はいいのでしょうか? 町家の空間に冷凍の商材が並ぶ光景、これはぜひ見てみたいです:明石P

 

おもしろい試みでワクワクします。私は山登りをします。フリーズドライや「冷食」などを利用して山の頂上でも手軽においしい食事をここ最近楽しめるようになりました。町屋で商品を選ぶ行為自体が楽しそうなので行ってみようと思います:武井開発P

 

写真・文・翻訳:坂本正敬

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