コピーライターでない人が「キャッチコピー」を自分の商売で考える時に考えるべき話

情報発信のツールを多くの人が手にする時代となりました。

 

自分で商売する人、あるいは何かのイベントを仕掛ける人は、ホームページ・SNS(会員制交流サイト)などを使って、自分の言葉で告知できる世の中です。

 

しかし、自分の商売を自分で宣伝しても、うまく集客につながらないケースも多いのではないでしょうか。

 

宣伝ツールに使うホームページなどが多くの人に見られていない(届いていない)状況がまずあるはずです。

 

加えて、自分のビジネスを客観的に見られないため、自分でつくった宣伝ポイントが(例えばキャッチコピーが)見る人の興味関心と大きくずれている状況も多々あるに違いありません。

 

宣伝や広告のプロですら、自分の商売を客観的に売り込む作業には難しさを感じています(今回の取材でよく分かりました)。ましてや、素人が手掛ける自分自身の宣伝活動となると結果は見えているのではないでしょうか。

 

そこで〈北陸コピーライターズクラブ〉会長にして広告制作会社の合同会社ワザナカ(金沢市)社長である宮保真(みやぼ・しん)さんにキャッチコピーのつくり方を今回は教えてもらいました。

 

他人の商売やプロジェクトに客観的な視点を持ってキャッチコピーを考えるコピーライティング論ではなく、主観的なこだわりがいっぱい詰まった自分の商売に客観的な視点を持ってキャッチコピーを付けるセルフコピー論が今回のテーマです。

 

宮保さんは、ワザナカのオフィス1階スペースでご自身でも〈ワザナカフェ〉を営んでいます。取材では、ご自身のカフェのキャッチコピーをご自分で初めて付けてもらいました。

 

その過程を全5話で追っていきます。控え目に表現しても、すさまじく役立つ特集になりました。デザインなどもきっと、こんな考え方のプロセスで出来上がっていくんだろうなぁ。

 

HOKUROKU編集長・坂本正敬

 

 

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