ガス基地建設予定の敦賀市の湿地で「湿地・干潟」全国集会。埋め立て計画を市民の力で中止へ【25年前の今日の出来事】
「21世紀の湿地・干潟・里山を考える」全国集会が日本湿地ネットワーク主催により福井県敦賀市で開催され、約250人の参加者が全国から集まった。
同集会の参加者は、LNG(液化天然ガス)基地建設の計画が1992年(平成4年)に発表された中池見湿地を見学し、保全運動につなげる狙いで、絶滅の恐れがある動植物などの存在を学んだ。
Q.中池見湿地ってどこ?
3つの山に囲まれた、福井県敦賀市樫曲79号奥堀切にあるすり鉢状の湿地(深さ80m)で、ラムサール条約湿地に2012年(平成24年)に登録された。
1992年(平成4年)、当時の敦賀市長により、大阪ガス(大阪市)のLNG(液化天然ガス)基地を中池見湿地に建設する計画が発表されたため、緑と水の会など市民団体が保存運動を展開した。
1999年(平成11年)の全国集会を経て、2000年(平成12年)には大阪ガスが、基地建設計画を中止すると正式に発表。湿地の保全を求めてきた各市民団体はこの動きを歓迎した。
参考北國新聞
福井新聞
中池見人と自然のふれあいの里 - 敦賀市
大阪ガス・LNG基地計画中止 中池見湿地全体の保全を! - 日本共産党嶺南地区委員会
中池見湿地の自然とラムサール条約登録までの道のり - 笹木智恵子(NPO法人ウェットランド中池見)
中池見湿地保全活用計画策定委員会【第1回】 - 敦賀市
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