2000年問題(Y2K問題)で各地に対策本部設置も問題なく新年に【25年前の今日の出来事】
2000年問題(Y2K問題)に対して、電力、通信、交通機関、県警、医療機関、公共機関の各部署で準備が進められたが、2000年を迎えた午前0時の段階で問題は何も発生しなかった。
まちには、ミレニアム(千年紀)の到来を祝う花火が上がり、北陸各県にある神社には長蛇の列が生まれ、祝祭ムードの中で2000年を市民は迎えた。
Q. 実際には、どのような対応が行われたの?
北陸電力では、コンピューター対策本部が31日午後8時に設置され、志賀原子力発電所を含む各発電所の設備運転状況を約60人の責任者が監視した。1日の午前8時ごろまでは、総勢830人を動員し警戒態勢を維持、点検作業を継続した。
県警各署では、対策本部が設置され、通常の夜間警備体制以上の警察官を動員し、信号機の動作確認や警戒活動を行った。
主要病院や公共機関も対策本部を設置し、医療機器の異常が発生しないかスタッフを配置して確認した。
NTT西日本、ならびにJR西日本および私鉄の交通機関でも、各種の点検や安全確認が行われた。
中には、大鍋にカレーをつくり、懐中電灯を買って、ライフラインの停止に備えた市民もいたが、全てが杞憂(きゆう)に終わった。
参考北國新聞
福井新聞
富山新聞
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