氷見沖で捕獲のブリが約490キロを北上し青森まで3日間で移動と地元紙報じる【25年前の今日の出来事】
富山県水産試験場(滑川市)は1999年(平成11年)1月から、富山湾で捕獲した20匹のブリの腹に衛星追跡システムを埋め込んでから海に放ち、ブリの回遊ルートを追跡する調査を行ってきた。
データ確認のため放流したブリの一部は再捕獲された。青森県深浦町沖で捕られたブリについては、お盆過ぎまで能登半島近くにとどまり、その後、佐渡島の南を通過し、青森県沖へ至る約490キロを3日間で北上したと確認された。
地元紙は、富山県水産試験場の研究員のコメントを報じた。
Q. ブリは、どんな風に暮らしているの?
1999年(平成11年)から2002年(平成14年)にかけて行われた調査は富山県水産試験場の研究員らによって論文「記録型標識によって推定された対馬暖流域におけるブリ成魚の回遊」にまとめられた。
必ずしも全てのブリが同じ動きをするとは限らないが、日本の南西に位置する東シナ海で産卵が行われ、成魚になる前の稚魚が育つ。
その後、稚魚や若魚は、韓国や日本の西方に広がる海域から対馬暖流に乗って対馬海峡を通過する。能登半島沖、青森県沖、佐渡島南側などの地域を中心に広い範囲で回遊すると判明した。
参考富山新聞
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