2020年に「最も読まれた」HOKUROKUの特集
vol. 05
明けましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。2021年(令和3年)になりました。
新型コロナウイルス感染症の影響で引き続き社会は混乱しています。少なくとも2020年(令和2年)よりは好転するだろうと信じて、生きていきましょう。
前回までに、2020年(令和2年)の人気特集のトップ3を振り返りました。最後は2021年(令和3年)に公開する予定の内容を、1月分だけ予告します。
富山・石川・福井のどこにある? 東西お雑煮の境界線
来週は、北陸のお雑煮に関する特集を新年らしく公開します。
以前、他の媒体で、私(〈HOKUROKU〉編集長の坂本)は、全国のお雑煮に関する文章を書きました。
当時の取材では、東西を大まかに分けるお雑煮の境界線が本州の真ん中にあって、その境で「汁」と「もち」の種類が変わると知りました。
しかし、その取材では、歌川広重の<東海道五十三次>や十返舎一九の<東海道中膝栗毛>でも描かれた(書かれた)東海道を、東京の日本橋から京都市の三条大橋まで順番に西に移動しながら、どこに境界線があるのかを探る話でした。
言い換えれば、本州の太平洋側にばかり注目して、お雑煮の境界線が日本海側までどのように延びているのか、調べなかったわけです。
お雑煮の境界線は太平洋側を見る限り、本州の真ん中を走っていました。その線を単純に北に向かって延長すれば、北陸のどこかを縦断するはずです。
「北陸って結局、どこまでが東日本で、どこまでが西日本なの?」という疑問を解く鍵にもなると思うので、ぜひ読んでみてくださいね。
長靴から逆算する。雪国の冬服の正解
再来週から公開する特集のテーマは長靴です。
雪深い北陸の人たちにとって欠かせないファッションアイテムですが、体積も存在感もあって目立つのに、おしゃれなアイテムが少なくないですか?
お気に入りの長靴が見付かっても、今度は着こなしが分からなくて、結果として「冬はファッションを諦める」という状況になっているのではないでしょうか?
どうせ避けられない雪なのですから、雪の降る季節のファッションを、長靴から逆算して本気で考えてみる、そんなスタンスで専門家に話を聞きに行きました。
冬もきっちりおしゃれを楽しむ人が増えれば、北陸の景色も変わるのではないか。そんな願いを込めてお届けします。
(続)法律家の「謎解き」。弁護士Iからの挑戦状
その次の週は、HOKUROKUの運営メンバーにして弁護士の伊藤建が書く連載、「法律家の『謎解き』。弁護士Iからの挑戦状。」の第2弾になります。
北陸で裁判にまで発展した社会問題を「謎解き」風に取り上げ、読者に提示するプログラムです。
全5回で構成される特集のうち、第4回までに原告と被告の主張が明らかになります。最終回(第5回)には、裁判官が実際にどのように判決を下したのか、「解答」が提示されます。
第2弾の舞台は、金沢市役所前の広場。あの空間は、一体何のためにあるのか、解釈の違いから、ある難題が持ち上がり、裁判に発展します。
最終的には裁判官も頭を悩ませる法廷闘争にまで発展したトラブルを、皆さんも裁判官になったつもりで、裁いてみてください。
理論と人情のはざまで日々難しい決断を迫られるビジネスリーダーたちの思考訓練にもなるはずですよ。
モヤモヤスッキリ
最後に、輝かしい2021年(令和3年)に向けて、ちょっと2020年(令和2年)の振り返りの補足を。
HOKUROKUには、特集や連載をカテゴリー別に分類する機能があります。
カテゴリーのジャンルには喜怒哀楽+愛の5つがあり、「こんな気分になりたい」というムードによって、コンテンツを選べるようになっています。
カテゴリーの5つは次のとおりです。
- ハイタッチ
- ココロヲホグス
- モヤモヤ、スッキリ
- ルンルンキブン
- ジモトガスキ
この中で、カテゴリーの言葉自体がHOKUROKU内でクリックされた回数が最も多かった言葉は「モヤモヤスッキリ」でした。
2020年(令和2年)は「モヤモヤをスッキリ」させたい気分の人が多かった年とも言えるのかもしれません。
2021年(令和3年)はHOKUROKUにとっても皆さんにとっても「ルンルンキブン」や「ハイタッチ」であふれる1年になればいいですね。
それでは今年も、どうぞよろしくお願いします。
(副編集長のコメント:あらためまして、明けましておめでとうございます。
2021年(令和3年)はHOKUROKUにとっても、ECサイトが始まったり、新しい運営メンバーのクリエーターが北陸3県に増えたりするなど、変化が多い年になりそうです。
北陸の土地で、世界に通用するウェブメディアをつくりますので、変わらぬご支援をよろしく願いします。
「世界に通用する」と書きながら、ふと英語版の翻訳作業がほぼ進んでいない現状を思い出しました。
北陸に暮らす英語ネイティブの翻訳家が居たら、一緒にやりませんか? 全く手が回らないのです。「Welcome aboard!」って、両手を広げて言ってみたいなあ。あなたに。)
文:坂本正敬
イラスト:Mariko Noguchi
写真:柴佳安、山本哲朗、武井靖
編集:大坪史弥、坂本正敬
編集協力:明石博之、中嶋麻衣
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