上司が確認した投稿では人の心を動かせない
オンライン座談会が行われた〈水辺の民家ホテル〉(富山県射水市)
前書き
初めまして。〈HOKUROKU〉プロデューサーの明石博之です。
HOKUROKUのコンテンツづくりで僕は読者代表になりきっています。
リリース直前のタイミングで客観性を持って記事を読み、フラットな気持ちで最終チェックに徹する。
読んでどう思ったか、気持ちが新鮮なうちに改善すべき点を編集長へ提案します。
明石博之
毎週のある一定時間「読者代表」として誰よりも早く記事を読むわけですから、「HOKUROKUらしい特集」選びでは疑似読者である僕と本当の読者である皆さんとの「共感シンクロ率」を選考基準にしました。
ちなみにHOKUROKUには「喜怒哀楽+愛」をベースにした5つのカテゴリーがあります。具体的には、ハイタッチ・ココロヲホグス・モヤモヤスッキリ・ルンルンキブン・ジモトガスキです。
せっかくなのでこの5つのカテゴリーごとに「共感シンクロ率」の評価指標を設定して1つずつ特集を選んでみました。
筋金入りのHOKUROKUファンの皆さんはすでに読んだ特集も多いはずです。しかし僕の解説を踏まえてあらためて読むとまた新たな発見があるはず。久々に読み返してみてくださいね。
HOKUROKUらしい特集その1(ハイタッチ編)
ハイタッチとは何かの企みが成功して誰かと喜びを共有したいと思った時の衝動的な行為です。
この特集を読み終えた読者の中にも似たような気持ちがあふれ出すと思います。
「愛されるSNS」は片手間ではつくれない。北陸を代表する企業&インフルエンサーの座談会(前編)
前・後編に分かれたこの特集づくりでは、北陸で広く知られる企業のSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)担当者3名とインフルエンサー2人を招いてオンライン座談会を開催しました。
タイトルの示すとおり、本来の業務のかたわらで情報発信する担当者たちが「片手間ではできないよね」と共感し合うシーンが多々あります。
似たような立場の人たちがパソコンや「スマホ」で読みながら共感してうなずく姿も想像されます。
オンライン座談会にオブザーバー参加したみーもぐさんの「炎上を気にして上司に文面を確認してもらったような投稿では人の心は動かせない」という言葉が僕個人としては心に刺さりました。
座談会の場が温まるころには司会者を介さず参加者同士のコミュニケーションが始まります。
具体的な経験談やノウハウの交換が飛び交う、HOKUROKUの目指す取材風景が実現した瞬間です。
3時間に及ぶ長い座談会の終わりには、オンラインでつながった参加者同士も心の中でハイタッチしてお別れしたに違いありません。
だからこそ「ハイタッチ」のカテゴリーの中で僕はこの特集を選びました。
(編集長のコメント:この特集は企画した段階で、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)のもっと細かい部分に注目して記事を展開するイメージを持っていました。
例えば「バズるハッシュタグとは何か?」のような切り口で取材を進めようと思っていたわけです。
しかし執筆を担当する副編集長の大坪史弥から「もう少し大きな枠組みで『中の人』たちと語り合ってはどうか?」と提案がありました。
ちょうどHOKUROKUもSNSを手探りで運用していた時期です。
編集部も学びを深めたいと考えて上述のテーマで座談会が実現しました。
ちなみに、この特集は、月額会員だけが読める有料コンテンツです(目次ページと全5話のうち第1話・第2話は誰でも読めます)。
それだけ読者のためになると編集部は考えています。
次のカテゴリーである「ココロヲホグス」から明石が何を選ぶのか。次の第2回で引き続きチェックしてください。)
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