石川県人の「日本一美しい肌」のルーツを巡る旅をPOLAが販売中
化粧品大手ポーラ(東京都品川区)が2012年(平成24年)から毎年発表する〈美肌県グランプリ2023〉で4年連続グランプリに輝いた石川県内を舞台に〈美肌県ツアー〉の体験会が11月5~6日開催された。
美肌県グランプリとは、2000万件以上の肌のビッグデータを基に、美肌の要素を14部門に分類し、各部門のランキング結果を総合して、都道府県ごとに順位を決定する取り組み。
ランキング結果でトップに輝いた自治体に訪れ、現地の風土、暮らしなどを体験しながら美肌のルーツを探る体験型プログラムが美肌県ツアーとなる。過去には、四国の高知・愛媛で開催された。
石川を巡る美肌県ツアーの体験会に参加した一行は小松空港を出発後、ライフスタイルファーム〈もく遊りん〉でのランチ、加賀市内にある会員制紅茶専門店〈TEATON〉でのティータイム、山中温泉の老舗旅館〈花紫〉での宿泊、ならびに酒蔵の福光屋(金沢市)およびヤマト醬油味噌(金沢市)での見学プログラムを1泊2日で体験した。
現在、グランプリ県の石川でのみ開催される美肌県ツアーについては、旅行代理店アーク・スリー・インターナショナル(大阪市)が1泊2日プラン、および2泊3日プランを販売している。
未成年を含む1名からの申し込みが可能で、美肌のルーツを巡る旅程には各種のオプションが用意される。
本ツアーのアンバサダーに任命された石川県出身のモデル・新田さちかさんは今回のツアーについて、
「とてもお気に入りのツアーで、旅先だけでなく旅行後も持ち帰って生かしたくなる体験が詰まったツアーでした。
机で勉強するというより五感で感じて、内側から納得してふに落ちていくツアーです。健康を意識する方々へお勧めしたいと思います」
と評価した。1泊2日のツアーに関しては12/25までの申し込みに限り、数量限定の特別限定プランも用意される「らしい」。
(HOKUROKU編集部のコメント:石川を中心とする北陸各県が、美肌ランキング上位とは知りませんでした。曇天が多い=湿度が高い=大気中の水分量が多いとするならば北陸の風土が美肌を育んでいると言えるのではないでしょうか。また、北陸における発酵文化のすそ野の広さと深さは「『発酵食品』との出合いは北陸の魅力と出合う近道だった」でも紹介しました。北陸の風土に注目したツアーには可能性を感じます。 武井開発P
これも一種の文化的観光と言っていいでしょうね。これから日本の観光は「文化ってなに?」というシンプルな問いに直面します。美肌は立派な文化なのです。文化とは、カタチがない、いわば、空気のような存在で、知らず知らずのうちに多くの人の内面に取り込まれ、精神性を構成する大事なパーツになっているとでも言っておきましょう。文化への嗅覚(きゅうかく)がある、文化への編集力を持つ地域がこれから伸びると言い切ってしまいます。明石P)
(外部識者のコメント:1泊2日で、プレス向けのツアーに参加してきました。加賀百万石の時代から受け継がれてきた美意識が根付いている石川県。その精神は、衣・食・住の隅々にまで行き渡っていると、今回のツアーで強く実感しました。石川県では、自然・天候といった外的要因に加えて、人々の内側にある美意識が「美肌」をつくりあげているのではないでしょうか。本質的な美と出合い、インスピレーションを呼び覚ます旅がしたい方はぜひ。高橋舞衣)
文・翻訳:坂本正敬
写真:2023 Recologne photo
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