ファミリーパークのキリンが和歌山へ「引っ越し」【25年前の今日の出来事】
富山市ファミリーパークのアミメキリンのオス・リンタロウが和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドへ引っ越しした。
サファリパークとして親しまれる同ワールドの繁殖のために貸し出された格好で、体長約3.5メートルのリンタロウは、15人の飼育員のサポートと共に、専用の箱に立ったまま収まり、トラックに箱ごと積み込まれた。
Q.キリンの引っ越しはどうやってするの?
平山暉彦〈どうぶつたちの おひっこし〉(福音館書店)によると、てっぺんに出窓のある、逆さのL字型(「)をした背の高い箱に入れ、床の低いトレーラーやトラックに箱ごと乗せた後、立たせたままキリンを輸送する。
その際、発車・停車時によろけて倒れたり、箱に頭を打ち付けたりしないように、進行方向と反対向き(後ろ向き)に輸送する。
引っ越しの前には箱に入る訓練を積み、引っ越し当日に箱の中へ誘導して、ごほうびのえさを与えているすきに箱の出口をふさぐ。
リンタロウの場合、約5分で箱に足を踏み入れたと当時の報道にある。出口をふさがれた時、多少興奮したが、ごほうびのリンゴを食べて落ち着いたという。
このリンタロウ、現在の消息を関係各所に問い合わせたところ、その後の詳細な記録が残っていなかった。
飼育下でも20年近くが寿命とされるキリンなので、すでに天寿を全うしたと考えられる。
参考※ 北日本新聞
※ 平山暉彦〈どうぶつたちの おひっこし〉(福音館書店)
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