金沢の寺越友枝さんが息子と再会のため北朝鮮へ【25年前の今日の出来事】
能登半島沖での漁を手伝うため叔父らの操縦する漁船に乗り込んだまま1963年(昭和38年)に行方不明になった寺越武志さん(当時13歳)に再会するため金沢市在住の寺越友枝さんが北朝鮮へ向けて金沢市を出発した。
朝鮮半島の東岸にある元山港へ向け新潟港から定期船に乗り、船内で再会した息子と平壌に入る予定。
Q.寺越友枝さんとは誰?
寺越昭二さん、寺越外雄さんらと一緒に漁船に乗り込んだまま行方不明になった寺越武志さんの母親。
当時、7キロ沖合の洋上で無人の漁船が発見されたため、海難事故で全員が死亡したと考えられたものの、消息を絶ってから20年以上の時を経て、寺越武志さんの生存が北朝鮮で確認された。
「北朝鮮の漁船に救助された」と語る寺越武志さん(現地での名前は金英浩)は、政府認定の拉致被害者ではないが、拉致の可能性が濃厚な被害者の1人とされる。
寺越友枝さんは自費で、北朝鮮への渡航を計66回重ね、2024年(令和6年)2月に他界した。
参考※寺越友枝さん(金沢市)、北朝鮮へ出発、武志さんと再会 - 北國新聞
北朝鮮で暮らす寺越武志さん、66回訪朝した母の死に「何もできず悔しい」…妹に国際電話5分 - 読売新聞
政府認定の拉致被害者 - 外務省
拉致の可能性を排除できない事案に係る方々 - 石川県警察
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