続・四半世紀(25年)前新聞

2024.12.28

第58回

羽咋市の研究センターでA重油が流失。邑知潟の生態系影響に懸念【25年前の今日の出来事】

 

羽咋市飯山町の先端医学薬学研究センターで午後2時50分ごろ、タンクローリーの給油口からホースが外れ、暖房用のために給油していたA重油約1,500リットルが漏れた。そのうちの一部は、敷地内から側溝を通って用水に流れ込み、現場から1キロ離れた用水で流出重油が確認された。

 

用水は、寒ブナ漁が行われ、越冬のために白鳥が飛来している邑知潟(おうちがた)に通じているため、生態系への影響、および風評被害が懸念された。

Q. A重油って何?

A・B・Cに分類される重油の一種で、重油の中では最も軽質であり、粘度も低く、硫黄分も少い。燃焼効率が高く、重油の中では環境負荷も少ないため、燃料として農業・漁業に用いられるケースが多い。

 

福井県三国沖で、ロシア船籍タンカー〈ナホトカ〉から流出した重油は、最も粘度が高く、比重も重く、環境への影響が大きいC重油だった。

参考
北國新聞

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