没原稿も一部見せます。real local 金沢にHOKUROKUの記事が掲載されました。

2021.09.15

第2回

北陸3県を足しても広さは新潟や長野と変わらない。

 

〈real local 金沢〉を〈HOKUROKU〉で取り上げ、その「アンサーソング」のような寄稿文をHOKUROKU編集長の私(坂本)が書かせてもらいました。

 

肝心の記事はこちらになります。

関連:《Webメディア「HOKUROKU」編集長》「移住者」ともてはやされているうちは地方の楽しさは分からない、きっと。

この記事は当初全く違う内容でした。

 

「なんでも自由に書いていいよ」と担当編集者に言われたので、なんでも自由に書いたところ「坂本さんの考えはよく分かりました。でも……」と担当者からリアクションがありました。

 

要するに自由に書きすぎたわけです。

 

戻しを受けた上で媒体の意向を聞いて丸ごと書き直した内容が上述の記事です。

 

最初に何を書いたかと言えば、前回に軽く触れた北陸3県の狭さについてでした。

 

没となった原稿をせっかくなので一部抜粋して掲載してみます。

突然ですがクイズを思い付きました。北陸3県の富山と石川と福井、総面積はどこが一番広いと思いますか?

 

ほぼ3県の総面積に変わりは実はありません。どんぐりの背比べではありつつも富山がわずかに広く、石川も福井を上回っています。

 

答えは富山→石川→福井の順番です。

 

もう1問クイズです。北陸3県を合計した面積とほぼ同じ広さの都道府県はどこでしょうか?

 

正解は新潟県です。北陸3県の合計が12,622平方キロメートルで新潟県は12,580平方キロメートルです。

 

北陸全域を足したくらいの広さの県が日本には単独で存在しているのですから北陸は意外に狭いのですよね。長野の総面積も北陸3県の合計と同じくらいです。

 

北陸はさらに山も多いです。3県の可住地(総面積から林野と湖沼の面積を差し引いた人の住める土地)の広さを合計しても、埼玉県の総面積をちょっと上回る程度に過ぎません。

 

そんな窮屈な地域を県境でさらに3つに分割しているエリアが北陸なのです。

 

加えて北陸の人たちは県境で閉じこもって日常的に越境しないと、都道府県間の人口動態調査でも明らかになっています。

 

日常的に県境を越えて出勤したりお出掛けしたりする人が全国的に見ても少ない地域が北陸です。

 

ただでさえ狭い場所にさらに県境を引いて、(ちょっと言い方が悪いですが)その中に閉じこもって暮らしている人たちが生粋の北陸人なのですね。

テレビで、新聞で、ラジオで、県単位の情報に日常的に触れ続けていると、富山・石川・福井の単県で視野も行動も縛られていきます。

 

ついつい物事を県単位で考え、県単位で行動する習慣が身に付いてしまいます。越境にも心理的なハードルができてしまうのです。

 

しかし富山も石川も福井も狭いです。3県を合計しても新潟に及ばず、長野と変わらず、人が住める面積を3県で合計しても埼玉と大差ありません。

 

これだけ狭いエリアに閉じこもっていれば、普通の人であれば暮らしにマンネリを感じてしまうはず。

 

行政が県境で地域を分断し、昔ながらのメディアが県境で情報を分断するのなら、自由なウェブメディアであるHOKUROKUが県境を飛び越えて人の意識と行動を北陸の津々浦々に行き渡らせたいと考えています。

 

そのための情報源としてHOKUROKUだけでは全く力不足です。北陸各地にある魅力的なウェブメディアを紹介する特集をそこで組んだわけです。

 

新聞やテレビ、ラジオと違ってウェブなら、地域に関係なく情報に直接アクセスできますからね。

 

(副編集長のコメント:片付けを徹底しているトヨタ自動車では「1本の線を引く」という片付けの鉄則があるそうです。

 

床でも机でも1本の線が引かれていると「はみ出してはならない」という意識が働き、ものが散らからないのだそうです。

 

県境も一緒かもしれません。)

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