福井県が5年連続1位の「豊かさ指標」全廃に【25年前の今日の出来事】
経済企画庁が公表する新国民生活指標(豊かさ指標)の平成十一年版において、都道府県別の「豊かさ」の総合順位作成が全廃となった。
ランキング下位に入る都道府県知事からの「実感と合わない」という反発が強く「間違った」数字を国の機関が出すべきではないと堺屋太一長官も記者会見で口にした。
前年発表の都道府県別ランキングの総合順位では5年連続のトップに北陸の福井県が位置していた。
Q.新国民生活指標(豊かさ指標)って何?
1992年(平成4年)に国民生活指標を改定してつくった新指標で、国民生活の「豊かさ」を数値化し、経済企画庁(現内閣府)が毎年発表していた。
全国指標と都道府県別指標が存在し、都道府県別の指標は1993年度から始まった。
金銭的な豊かさとは異なる豊かさを指標化するために、数百の統計を8分野に分類し、偏差値方式で指標化・順位付けしていた。
1999年(平成11年)の発表を最後に、新国民生活指標(豊かさ指標)は作成されなくなった。
参考朝日新聞
読売新聞
北國新聞
福井新聞
オプエド
この記事に対して、前向きで建設的な責任あるご意見・コメントをお待ちしております。 書き込みには、無料の会員登録、およびプロフィールの入力が必要です。
オプエドするにはログインが必要です。