金沢初の民営図書館〈コトノハ〉が石引商店街にオープン!館内の本棚オーナーや「お店番」になれるチャンスも
2022年(令和4年)秋ごろに石川県金沢市内の石引商店街に初の民営図書館〈Community & Library コトノハ〉がオープンする。
本棚のオーナーを広く募集し、各オーナーの並べた選書が館の利用者に貸し出されるユニークな取り組みで、金沢では初の試み。
主宰者は、出版業を営む株式会社栄光プリント(石川県金沢市)で、静岡県焼津市や石川県加賀市で成功する「みんなの図書館」をモデルにした。
同社代表の出村有基(でむらゆうき)さんによると、コトノハのオープンする石引商店街は、出村さんご自身が青春時代に多くの時間を過ごした場所だという。その商店街に近年、シャッターが目立ち始めた状況に危機感を覚えた。
同プロジェクトは現在、資金集めのためのクラウドファンディングを〈CAMPFIRE〉で実施している。
寄付者に対しては、「図書館」の本棚オーナー権やオープンに向けたDIY作業の手伝いなど、各種体験がリターンとして用意されている「らしい」。
(編集部のコメント:個人所有の本を貸し出すサービスは石巻市が最初だったでしょうか。富山県の井波でも検討中のサービスで本を通して新しい交流の形や紙の本の良さを改めて見直すきっかけができるのではと「まちの図書館」PJを期待しています。武井開発D
僕の自宅には高さ4m近い、割と大きな本棚があります。わが家ではここを「図書室」と読んでいて、所蔵の7割は妻が買った本です。棚に並ぶ本を眺めていると、持ち主の写し鏡のごとく、一種のアイデンティティを感じます。「小さな図書館」は、たくさんの人たちの個性を感じられる、とても面白い空間になりそうですね。地域でのコミュニティづくりにはピッタリの取組み。明石P
以前コワーキングスペースを運営していた経験があります。その際、利用者からの献本を集めた本棚をつくっていました。本棚に並ぶ本を眺めていると、他人の頭の中に入ったみたいで不思議な感覚になります。思考がマンネリ化したら訪れてみたいです。大坪副編
私は普段、大学の図書館しか利用していないので誰かのお勧めの本を知る・読む機会がありません。だから、商店街で「誰かの好き」に触れることにすごく興味があります。本を読むついでに現地の人とお話してみたいです。清水インターン)
文・翻訳:坂本正敬
イラスト:片糸洋介(株式会社リーズン・フォーム)
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