おもたせやお中元にも。あの人の夏のお菓子。(前編)

2020.08.03

No. 01

口にしたら「何これ」と叫んでしまった。

Hokuroku

写真提供:引網香月堂。

夏のお菓子と言えば冷たくて、ぷるんとした食感の食べ物を真っ先に思い浮かべると思います。

 

そのイメージ通り、まずは集まった回答の中から、夏らしさ全開のお菓子をピックアップしました。

 

偶然にも別々の回答者が同じように推したゼリーから、みつで煮た梅の実を白あんと求肥(ぎゅうひ)で包んだぷるぷるのお菓子まで。

 

夏バテに聞く「変化球」のお菓子(飲み物)も登場します。梅雨の明けた北陸に、ぴったりのお菓子をどうぞ。

「冷やプルジューシー」筧いづみ(ディスプレイコーディネーター)

柴舟小出(石川県金沢市)の<水てまり>(あんず・夏みかん・うめゼリー)

写真提供:柴舟小出。

「金沢を訪れた際は、必ず立ち寄る和菓子屋さんです。

 

いつもは<生姜煎餅>と<新菓苑>という創作和菓子の詰合せを求めてましたが、ふとレトロかわいいパッケージが目に留まり購入して、それ以来、夏の時期には購入する品数が増えました。

 

素材を生かしたジューシーで上品な夏菓子です。食べ方に一手間加えるとさらにおいしくなります。一手間とは、凍らせた後に、常温で少し戻す作業です。

 

シャーベット状で、なおかつプルンとした不思議な食感になり、たまらなく美味! 年代を問わずに喜んでいただける夏菓子です。」

柴舟小出(しばふねこいで)に聞いてみた。<水てまり>はどんなお菓子?

 

「甘ずっぱいあんず、ジューシーな夏ミカン、さわやかなウメゼリーを水もちで包んだ愛らしいお菓子です。

 

ぷるるんとした口あたりとなめらかなのどごしが人気で、凍らせた後、常温で少し戻したシャーベットの食感も格別です」

 

<水てまり>

価格:6個入り1,350円(税抜)

※賞味期限は製造日から40日。常温保存。

 

柴舟小出

https://www.shibafunekoide.co.jp/products/detail.php?product_id=18

撮影:山本哲朗。

筧いづみ(かけひ・いづみ)

福井県福井市生まれ。ディスプレイコーディネーターとして北陸を中心に活動。

「もちっ、ぷるっ、ひや~。」湯浅 啓(フリーカメラマン)

柴舟小出(石川県金沢市)の<水てまり>(あんず・夏みかん・うめゼリー)

写真提供:柴舟小出。

「最初の出合いは、知人宅でお茶請けに出された時です。

 

ぷるんとしたゼリーの中にもっちりした水もちが入っている夏限定の商品で、2つの異なる食感が楽しめます。

 

味はアンズ・ウメ・夏ミカンの三種類あり、味も見た目もさわやかで夏らしいお菓子です。

 

冷やしては食べるはもちろん、冷凍した後で少し解凍してからシャリシャリ感を食しても美味です。」

<水てまり>

価格:6個入り1,350円(税抜)

※賞味期限は製造日から40日。常温保存。

写真提供:湯浅啓。

湯浅啓(ゆあさ・あきら)

1968年(昭和43年)、金沢市生まれ。フリーカメラマンとして、雑誌や広告関係の撮影を中心に活動。ライフワークとして北陸の鉄道情景や能登をテーマに撮影を続け、写真集出版や各地での写真展開催等、幅広く活躍する。

「心地よい余韻」四津川元将さん(有限会社四津川製作所・代表取締役)

引網香月堂(富山県高岡市)の<万葉の梅園>

Hokuroku

写真提供:引網香月堂。

「以前、高岡銅器と和菓子を切り口に、その見せ方までも意識した商品開発を企画しました。

 
その際に和菓子の専門家として、引網香月堂の4代目・引網康博氏に参加してもらいました。彼といろいろな企画をしていく中で、この和菓子を知りました。
 
酸っぱい食べ物があまり得意でない自分ですが、ほろすっぱい梅をプルっとした求肥(ぎゅうひ)と白あんの甘さが包み込んで一体化しています。酸っぱさが快さに変わる過程は、食べるたびにくせになっていきます。
 
特に暑い夏は、冷蔵庫でキンキンに冷やしていただくと、さらに心地良さが膨らみます。日本茶にもコーヒーに合う、お勧めの逸品です。」
引網香月堂(ひきあみこうげつどう)に聞いてみた。<万葉の梅園>はどんなお菓子?
 
「万葉の梅園(まんようのうめぞの)は、蜜で煮た甘酸っぱい梅の実を、そのまま白あんと求肥で包みました。断面の紅白と、角のない丸い形が、お祝いやご挨拶などの際に、人と人との御縁を結びます。万葉の歌から生まれた越中銘菓です」
 
<万葉の梅園>
価格:1個170円(税抜)
※夏季(7月1日~9月下旬まで)の日持ちは5日間。夏季は涼しい場所(25℃以下)か冷蔵庫で要保管。
 

写真提供:四津川元将。

四津川元将(よつかわ・もとまさ)
高岡銅器にて商品を企画して販売する会社を経営しています。時代の流れの中で仕事に対する考え方はいろいろと変化しましたが、根底には情を大切に、人に感謝して、人から感謝される仕事を目指してきたつもりです。その気持ちはこれからも変わらずに持ち続けます。

「1日1杯、糀(麹)チャージ。夏バテには富山が効きます」小島尚子さん(富山県いきいき物産株式会社・営業部バイヤー)

宮本みそ店(富山県魚津市)の<飲む糀>(プレーン・玄米・黒米)

Hokuroku

写真提供:宮本みそ店。

「出張中、東京の<青山ファーマーズマーケット>で偶然見つけた富山の甘酒。それまではお店の存在も知らなかったです。

 
疲れもピークの出張最終日でした。たまたま勧められて口にした試飲の一口が、体内の細胞一つ一つに染みわたっていくのを感じました。
 
飲んだ瞬間に「何これ!!」と叫んでしまったほどで、たちまち元気がわいてきました。疲れやすい夏の時期にこそ、飲んでほしいです。」
宮本みそ店に聞いてみた。<飲む糀>はどんな飲み物?
 
「飲む糀~プレーン~は、最もベーシックな甘酒です。昔懐かしい素朴な味わいで、サラリとした口当たりでのど越しが良いのが特徴です。
 
飲む糀~玄米入り~は、原料に自家製コシヒカリ玄米を使用しました。 玄米の香ばしさや、粒の食感も残るちょっと大人な甘酒です。甘さが控えめに感じられ、栄養価も高くローカロリーです」
 
<飲む糀 プレーン>(520g)
価格:644円(税込)
※賞味期限は製造より2週間。
 
宮本みそ店

写真提供:小島尚子。
 
小島尚子(こじま・なおこ)
富山県富山市在住。富山県いきいき物産で、ネット通販サイト<とやまいきいき market>の企画・運営を担当した後、 <ととやま>、<日本橋とやま館>のバイヤーを担当する。プチ旅行とワインが趣味。

 

(編集部コメント:皆さん、冷やしたり凍らせたり、ちょっと戻したり、いろいろな楽しみ方をしているのですね。次は第2回。北陸らしい夏の和菓子に続きます。)

もち米の粉に砂糖や水あめを練りこんだ、もっちりとした食感の和菓子の材料。

この記事を書いた人

坂本 正敬

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