ライスにスープを
―― 最後はリゾットですね。この段階でも昨日は失敗しました。
ライスをレンゲですくってスープに浸しながら食べる、いわばスープカレーのスタイルで食べたんですね。
でも、チーズは絡まないし、リゾットの感じも出ませんでした。どう食べるのが良いのでしょうか。
村中:それはそれでありなのですが、お勧めは逆です。ライスにスープをかけてください。
チーズを事前にのせたライスにレンゲでスープをすくってかけてください。チーズが溶けるようにスープはチーズに向けてかけます。ごはんがちょっと見えるくらい、ひたひたになるくらいまでスープを入れましょう。
―― 逆のパターンでしたか。やってみます。
せっかくなので野菜トマトらーめんに入っていた〈ハチカマ〉をのせてみます。
村中:スープをかけたらチーズが溶けるまでちょっと待ちましょう。ちなみにスープが冷めてしまうとチーズが溶けにくくなるので温かいうちにかけてください。
―― チーズが溶けてきました。それではいただきます。
うまっ。これはおいしい。昨日とは全然違う体験です。麺(めん)だけじゃなくライスにもしっかり合うスープなんですね。ごはんの水分量は麺に比べると多いからグズグズの味になるかと思いました。
他のラーメン屋さんでもスープと合わせるおじやとかリゾット用のライスがあったりします。でもスープを麺(めん)と合わせる前提でラーメンをつくっているから、どうしてもおまけというかラーメンそのものの味に及ばない印象があるんですよ。
でも、これは、おまけじゃないですね。単品としておいしいです。お米の甘み・スープの酸味とうま味・チーズのまろやかさがうまくマッチしています。
ライスの上にかかっていたパセリも意外にいい仕事をしています。パセリのアクセントが「スープをかけたご飯」を独立したリゾットという料理に昇華させる要因となっている気がします。
村中:ありがとうございます。〈リゾットライス〉の量もポイントですね。あえて少なめにしていて、ラーメンを食べた後でもちょうど良い量です。
―― 本当ですね。結構僕は食べる方なのでちょうどいい満腹感ですが、〈小さな野菜トマトらーめん〉にしても少食の方はいいかなと思います。
ごちそうさまでした。素晴らしい機会をありがとうございました。味の変化が面白くて、昨日も食べているのにおいしく楽しくいただけました。
「8番」好きな私からすると、おいしさは当然として「楽しい」との感想の方が大きいです。配膳(はいぜん)された時の香りから驚きが始まって、味わってみるとスープが太麺(めん)にしっかり絡む「8番」らしさを楽しませてくれる。
その上で、トッピングのチーズやサワークリームを入れたり、チーズをのせたリゾットライスに野菜トマトらーめんのスープを注いだりすれば、1つのメニューでさまざまな味わいを楽しめます。
このような味の変わる仕掛けのあるメニューを今まで選んでこなかったので人気の理由が分かった気がしました。おいしいだけでなく楽しい感じ。販売期間中にまた食べに来たいと思います。
村中:ありがとうございます。お伝えしたとおり例年よりかなり早いペースで売れています。9月末を待たずに売り切れてしまう可能性もあります。
〈越のルビー〉の生産上、追加販売も難しいと思われますので、なるべく早めにお越しください。テイクアウトにも対応しています。皆さまのご来店を心よりお待ちしております。今日は本当にありがとうございました。
野菜トマトらーめんの補足。販売予定数:約12万食販売期間:2020年(令和2年)9月4日(金)~9月末日(予定)※なくなり次第終了。販売価格野菜トマトらーめん・840円(税込924円)小さな野菜トマトらーめん・790円(税込869円)野菜トマトらーめん 大盛り・1,020円(税込1,122円)トッピングトッピングサワークリーム・100円(税込110円)トッピングチーズ・100円(税込110円)リゾットライス・60円(税込66円)※ライス(小)の半分の量です。※テイクアウトも可。リゾットライスはテイクアウト対象外。トッピングのサワークリーム・チーズはラーメンにのせての提供となります。※イオンモールかほく店・新小松店は小さなサイズ・大盛り・リゾットライスは取り扱いしていません。販売店8番らーめん全店(イオンモールかほく店、新小松店含む)商品ページ
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