続・四半世紀(25年)前新聞

2024.07.26

第34回

辰巳用水路から兼六園への水供給が猛暑の水不足で初の停止に【25年前の今日の出来事】

 

かんがい用水を利用する農業者で構成され、辰巳用水路を維持管理する辰巳用水土地改良区が、農作物への影響の懸念から、兼六園への水供給を停止すると初の方針を固めた。

 

名園の美しさを保つため、過去の渇水時も兼六園への給水を止めなかったが、辰巳用水の流域の農家から水不足の懸念の声が相次ぎ、初の決定につながった。

 

緊急番水会議を翌日に開催し、給水停止を決議する見通し。

Q.辰巳用水って何?

1631年(寛永8年)の金沢城消失を受け、城内の水確保、および防火用水整備を目的としてつくられた用水路。

 

明治時代から大正時代には、兼六園へ清流を引き込むため、用水の途中に取水口、および専用導水管も敷設された。

 

辰巳用水は、水田や果樹園に水を給水しつつ、池泉式庭園の兼六園へ水を送っていたが、渇水時の水不足が続き、初の方針決定へとつながった。

参考
北國新聞

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