連載 「あの建物は何だろう?」
- 連載 「あの建物は何だろう?」
保育所や展示ホールだけじゃない。シン・ゴジラ風の指令室に備蓄倉庫まである市街地の「司令塔」
普段、よく地域で見掛けるけれど、何の場所なのか分からない建物ってありますよね。北陸各地にあるそんな「謎」の建物に足を運んで「何をしている場所ですか?」と聞いてみる新連載。
第1回は、富山県庁の「裏(見方によっては横?)」、富山県民会館の隣にある巨大な建物が何なのか聞いてきました。
お隣の富山県民会館には〈D&DEPARTMENT〉が1階に入っていたり、日本さくらの名所100選にも入る松川べり(松川公園・城址公園・磯部堤)が目の前にあったりする場所ですね。
なんとなく、県庁の隣にできた巨大な建物なので、公的な業務をしているイメージがありますが、実際のところは、周りの人に聞いても誰も、詳しく知りません。
そこで、実際に訪れてみたら、予想もしない真相を目の当たりにします。富山に暮らす・訪れる人全ての命と暮らしを陰に日向に支える、最後のとりでのような場所だと分かったのです。
映画〈シン・ゴジラ〉に出てくる作戦指令室のような会議室があったり、備蓄倉庫があったり、屋上階のヘリポートへ向かうエレベーターでは迷彩柄の作業服を着た航空自衛隊の自衛官と一緒になったりと、とにかく普通じゃない建物です。
一方で、お花見やランチが自由に楽しめるフリースペース、防災展示コーナー、貸会議室、保育所など、市民の出入りもできる開かれた空間だとも知りました。
石川の人も福井の人も、まちなかに遊びに来てちょっと疲れたら、それこそ休憩にも立ち寄れる場所です。最後までぜひ読んでみてくださいね。
HOKUROKU編集長・坂本正敬
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