おもたせやお中元にも。「北陸の夏のお菓子」をあの人に聞く(後編)

2020.08.11

No. 02

親子で代々重宝する夏の定番

写真提供:柴舟小出

前編で取り上げた夏のお菓子には和菓子のラインアップが目立ちました。

 

北陸には日本三大和菓子どころの1つである金沢の影響が強いため美しい和菓子が多いのではないかと話しましたが、後編でもやはり涼しげで見た目にも美しい和菓子が挙がってきました。

 

夏だけの季節限定のお菓子から親子で代々重宝する夏のお菓子、和菓子屋さんの出すプリンまでいろいろ。

 

ちなみにこの記事内の2番目に出てくる柴舟小出は前編の〈水てまり〉でも出てきた名店でした。

「夏だけの冷たいぜいたく品」濱井憲子(喜代多旅館・3代目おかみ)

写真提供:リブラン

〈麩饅頭〉リブラン(富山県富山市)

「出合いは職場へのお土産です。夏だけの季節限定品で見た目も涼しく、冷やしておいしいです。」

リブランに聞いてみた。〈麩饅頭〉はどのようなお菓子?

 

「もっちりとした粘りと歯切れの良さ。青のりを入れた生ふでこしあんを包んだ夏季限定の和菓子です。

 

8月までの販売となりまして売れ行き状況によっては早期終了する場合がございます。

 

リブラン全店で取り扱っておりますが完売している可能性もございます。」

 

〈麩饅頭〉
価格:180円(税抜)
※消費期限は2日。保存方法は要冷蔵(10℃以下)

 

リブラン
http://www.lisblanc.com/

撮影:山本哲朗

濱井憲子(はまい・のりこ)

富山市にある喜代多旅館のおかみです。職業柄、季節の移り変わりに敏感で、部屋のしつらえ大変でしょうと言われますが、あまり詳しくないので勉強中です。

「夏のお菓子の王道」柿木健雄(株式会社太陽・代表取締役)

写真提供:柴舟小出

〈白桃〉柴舟小出(石川県金沢市)

 

「親が以前から使っており夏の定番です。夏らしくゼリーと白桃が奇麗でツルんとした食感もいいです。

 

日持ちもしますし、移動中の破損にもあまり気を使わなくても良いので贈り物として最適です。」

柴舟小出(しばふねこいで)に聞いてみた。〈白桃〉はどんなお菓子?

 

「みずみずしい白桃を優しくゼリーでくるんだ夏の逸品です。

 

形も味わいも上品にほんのりと甘く、きりりと冷やしておいしくお召し上がりいただけます。」

 

〈白桃〉
価格:(4個入り) 2,800円(税抜)
※販売期間は8月下旬まで
※賞味期限は製造日から40日。保管方法は常温。

 

柴舟小出
https://www.shibafunekoide.co.jp/products/detail.php?product_id=19

柿木健雄(かきのき・たけお)

金沢市鳴和で眼鏡店〈太陽めがね〉を経営している2代目です。金沢で生まれ育ち地元愛が強いです

「和菓子屋さんのぷりん」山本哲朗さん(フォトグラファー)

写真提供:圓八

〈とうふぷりん〉圓八(石川県白山市)

「出合いは友人からいただいて。ただただおいしいです。」

圓八(えんぱち)に聞いてみた。〈とうふぷりん〉はどんなお菓子?

 

「カラメルのかわりに粒あんを下に入れております。にがりを使用した本格的なとうふぷりんです。

 

種類はプレーン・ゴマ・緑茶の3種類がございます。」

 

価格:1個250円(税込)
※賞味期限は製造から2日。保管は冷蔵。

 

圓八
http://www.enpachi.com/

写真提供:山本哲朗

山本哲朗(やまもと・てつろう)
1986年(昭和61年)石川県金沢市生まれ。金沢市在住。写真事務所で約10年勤めた後に2017年(平成29年)〈Photo Studio tetoru〉を開業。石川県を拠点に雑誌・広告等の撮影をする。

 

副編集長のコメント:次は第3回。富山のまちっ子2人が偶然にも同じお菓子を選んだ富山のアイスモナカが登場します。)

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