連休、いかがお過ごしですか?
私の場合は、両親と兄が県外から富山に遊びに来てくれたので雪の大谷に一緒に行ってきました。
室堂に到着して、高さ16メートルの雪壁を見上げた瞬間は、なかなかの感動がありましたが、それ以上に、標高2,500メートル近くの室堂から見上げた山々の斜面を、スキーヤーやスノーボーダーたちが滑り降りてくる姿を目にした瞬間、ちょっとした衝撃を受けました。
彼ら・彼女らは、リフトがないため、スノーボードやスキーの板を背負って数時間、自分の足で山頂まで登り、10分ほどかけて、コース設定もない広大な斜面を滑り降りてくるそうです。
たった一瞬のご褒美のために、重たい荷物を背負って雪山を登るわけで、その苦労が大きい分だけ、その解放感は格別なのだとか。
自分が暮らす富山の高山地帯で、こんなにもダイナミックな遊びを満喫している人たちがいるとは知りませんでした。こうした体験こそ、山岳地帯を持つ富山ならではの独自の価値ではないでしょうか。
すごい遊びといえば少し前に、自宅兼事務所の水道工事をしてくれた職人さんが「友達の船で休日には富山湾にマグロを釣りに行く」と話してくれました。
まず、富山湾でマグロが釣れるという事実に驚きましたし、俳優・松方弘樹さんのような豪快な趣味(マグロ釣り)を楽しむ人が、富山にも普通にいるという事実にも驚かされました。
もう15年以上住んでいる富山ですら、まだまだ知らない楽しみ方がたくさんわけです。石川や福井を含めた「北陸」となると、知らない楽しみ方は山ほどあるのだろうなとしみじみ思いました。
最近では、地域をテーマにしたメディアを運営するだけでなく、その地域をいろいろな角度からもっと豊かにしていこうとするプロジェクトにも顔を出すようになりました。
私自身が北陸をもっと豪快に楽しみ尽くさないと、プロジェクトのアイデアも発想が小さくまとまってしまうなと、あらためて感じました。
「実は、こんなすごい楽しみ方をしている人たちが××にいるよ」みたいな情報が他にもあればぜひ教えてくださいね。
今週も、どうぞよろしくお願いします。
HOKUROKU編集長
坂本正敬