今日の〈日めくり格言〉はこの作品から引用しました

 

作品名:〈発酵ツーリズムほくりく〉
著者:小倉ヒラク
出版社:fuプロダクション
出版年:2022年(令和4年)

 

〈日めくり格言〉は赤丸の部分にあります

 

画像提供:福井県観光連盟

 

2022/10/22
日本最大の海の道の要処が北陸なのだ。
2022/10/23
発酵は目に見えない自然の働きによる分解現象
2022/10/24
北陸が、海沿いに他の土地とつながる「開かれた場所」であることがわかる
2022/10/25
日本の食文化の原風景に出会えるのが北陸
2022/10/26
小さな港では、その土地でしか流通しないローカルなプロダクトがひっそりと根付いている
2022/10/27
近代に入るまで、おすしは「握る」ものではなく「漬ける」もの
2022/10/28
北陸は、おすしのバリエーションがすべて揃っているおすしの首都
2022/10/29
おすしの起源をたどってみると、その歴史のほとんどは「握らないおすし」
2022/10/30
おすしはその歴史の大半を「漬けもの=発酵食」として存在してきた
2022/10/31
まとめて獲れる魚が腐らないように知恵を絞った保存食の一種がおすし
2022/11/1
魚介の最も古く、かつ普遍的な保存方法は塩漬け。
2022/11/2
冬の日本海の寂しさに凍りつかないように、熱燗にしてやるのだ。
2022/11/3
かぶらずしは遠く離れた家族への想いを乗せて運ばれていく。
2022/11/4
かぶらずしと大根ずしは、おすしにおけるハレとケ
2022/11/5
魚介を長期保存するために、米と塩を合わせて乳酸発酵させるのがおすしの原点
2022/11/6
軽々しく製法を変えたりルーツを隠して無理やりイマドキっぽく見せる必要はない
2022/11/7
文脈を整理して、届けるべき人を設定し、その人がいる適切な場所を見つけ出す。
2022/11/8
人の集まる都市部だけでなく、殿下のような小さな村の隅々にまで信仰が根付いている。
2022/11/9
肉や魚、刺激のある食材を使わない精進料理
2022/11/10
忙しい生活のなかで忘れがちになる「食べること」の意味を改めて問い直す
2022/11/11
精進料理は「丁寧に手間をかけて食材を見目よくする」というもの
2022/11/12
丁寧に調理された美しく香りの良い料理を前にすると、それを食べずとも心が満ち足りる
2022/11/13
精進料理は「食べる人も、つくる人も、仏様もみんな喜ぶ食事」
2022/11/14
厳格な精進料理では「美味しい」もまた煩悩
2022/11/15
精進料理には食材の質素さを補って美味しく食べるための工夫がたくさんある
2022/11/16
伝統的な発酵食品が発達したのは、精進料理のおかげ
2022/11/17
バタバタ茶をつくることは、朝日町の人たちにとって「仕事」ではなく「用事」
2022/11/18
抽象的な概念だけでは教えを多くの人に伝達することはできない。
2022/11/19
みんなが楽しめる実践を通して、コンセプトを裏に隠した型を伝達していく。
2022/11/20
発酵とは、分解である
2022/11/21
麹菌は、大きな物質を細かくするためのハサミのような道具を持っています。
2022/11/22
ローカルな食材に付加価値をつけて流通させる
2022/11/23
地域性と普遍性の見事な掛け算によって発酵が産業となっていった。
2022/11/24
海から見れば、北陸は大陸ともつながる開かれた場所。
2022/11/25
需要と供給のギャップを利用して付加価値をつくりだす「動く商社」が北前船
2022/11/26
醬油には地域ごとの特性がある。
2022/11/27
大野の醤油は、北陸の醤油の基準点となった。
2022/11/28
北陸のうま味を司るのが、醤油の港、大野なのだ。
2022/11/29
「加賀百万石」の称号は、積極的なブランディング戦略の賜物
2022/11/30
黒作りは日本酒だけじゃなくて、ボディのある赤ワインにも合わせてみてください
2022/12/1
平安時代の頃から、ごく稀に流通する激レア産品として神様や高貴な人々に捧げられてきた昆布
2022/12/2
昆布は江戸時代以前までは神饌のお供え物や精進料理の特別な席の時にしか見かけない超高級食材
2022/12/3
昆布の貿易拠点としての敦賀のアイデンティティは現在まで残り続けている。
2022/12/4
かぶらずしと大根ずしは、おすしにおけるハレとケ
2022/12/5
昆布も発酵食品なのだ。
2022/12/6
時間の経過は劣化ではなく成長、いや成熟
2022/12/7
敦賀の港はいつも穏やかに、波乱万丈の旅を乗り越えた船を待っている。
2022/12/8
若狭は、古代から「御食国」と呼ばれた。
2022/12/9
水は全ての美味を生み出す源泉。
2022/12/10
日本の古代において、酒は常に神と共にあった。
2022/12/11
できあがった酒はまず神に捧げ、そのお下がりを人間がいただく。
2022/12/12
神と人が共に酒を飲むことを「直会」と言う。
2022/12/13
黒龍の酒は体幹がスッと通った、ボディのある力強いうま味が持ち味
2022/12/14
ブドウからワインが生まれるように、水から日本酒が生まれる
2022/12/15
少数エリートの酒造り集団、それが能登杜氏。
2022/12/16
能登のお酒はね、とにかく濃くてお米の味がするのが大事。
2022/12/17
能登にいると、酒や祭りが地域のコミュニティと密接につながっていることを改めて実感する
2022/12/18
酒の視点から見てみると、参勤交代もまた街道町を潤す祭りである
2022/12/19
野生の乳酸菌を働かせるのが生酛と山廃。
2022/12/20
伝統と現代性をフラットに組み合わせていくデザインセンス
2022/12/21
数百年の歴史を背負う醸造蔵の責任感がある。
2022/12/22
発酵食品にはその土地ならではの数百年の伝統が息づいている
2022/12/23
「美味しい!」がきっかけになって異界のドアが開く
2022/12/24
発酵食品にはその土地ならではの数百年の伝統が息づいている