特集の予告。その2。

2021.04.21

No. 03

新・文章読本。美しい「読点」の作法。

撮影:柴佳安。

読点「、」ってどうやって打つんだっけ?

「正しい読点ってどうやって打つのですか?」と、立て続けに聞かれる場面が最近ありました。

 

読点とは日本語の文章の切れ目に打たれる「、」です。

 

句点「。」は文章の最後に置けばいいので、比較的分かりやすいかと思います。一方の読点に関しては、なんとなく置いている人も多いのではないでしょうか。

 

今の時代はSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)にせよ、〈note〉にせよ、プレスリリースにせよ、文章執筆の専門家ではない人が、文章を不特定多数の読者に向けて発表する機会は少なくないはずです。

 

そうなると、美しく、かつ効果的な読点の使い方は、教養として身に付けておいた方がいいはず。

 

そこで今回は、富山大学の准教授にして、読点について論文を書いた実績もある宮城信教授と、北陸の某地方紙に勤務するデスク担当者、さらには福井県で月刊誌〈月刊fu〉やウェブマガジン〈ふーぽ〉の編集長を務める堀一心さんと一緒に、美しい読点の作法を語り合いました。

 

もちろん、読点の打ち方に、唯一不変の正解があるわけではありません。何しろ文豪の谷崎潤一郎は、読点が極端に少ない小説〈春琴抄〉を書き上げたくらいですから。

 

“近頃私の手に入れたものに「鵙屋春琴伝」という小冊子がありこれが私の春琴女を知るに至った端緒であるがこの書は生漉の和紙へ四号活字で印刷した三十枚ほどのもので察するところ春琴女の三回忌きに弟子の検校が誰だれかに頼んで師の伝記を編ませ配り物にでもしたのであろう。”(春琴抄より引用)

 

しかし、どこかに読みやすい、効果的な、結果として「美しい」と読者が感じる読点の打ち方の目安があるはずです。

 

新・文章読本とは、ちょっと偉そうで大げさなタイトルで、谷崎潤一郎や三島由紀夫や川端康成に怒られそうですが、不特定多数の人に文章を書く立場にある人は、ぜひ読んでみてください。もちろん、そうでない人も。

 

(副編集長のコメント:小学校の時、作文の宿題で「読点の位置が違う」と先生にしょっちゅう赤ペンで直されていました。

 

「なんで違うの?」と先生に聞いても、いまいち納得できる答えがもらえませんでした。

 

まだ原稿が上がってきていませんが、個人的にとても楽しみな特集です。)

 

編集部注:こちらの読み物も月額会員限定の特集です。ただし、公開後30日は無料で誰でも読めます。

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