お知らせ。月額会員の「会員特典」が変わりました。

お知らせのポイント。

  • 有料特集を読める人の範囲が4月1日から変わりました。
  • 上の変更に伴って、月額会員の特典も新しくなりました。
  • 変更の主な背景には、一部の関係者(取材協力者)から寄せられる温かい苦情に応えつつ、月額会員と〈HOKUROKU〉編集部との距離を縮めたいという2つの思いがあります。

変更の意図(思い)をお伝えします。

 

気が付けば5月31日の創刊1周年が近付いてきた〈HOKUROKU〉。

 

その間、さまざまな試行錯誤がありました。

 

その一環で2021年(令和3年)4月1日から比較的大きな変更が生じたため、お知らせします(直接的な影響を受ける月額会員には事前に連絡しています)。

 

1つは、有料のコンテンツ(特集)を読める人の範囲(と期間)を変えました。また、月額会員の特典内容についても新しくなっています。

 

変更の主な理由は、有料特集の取材に協力してくれた人たちから、月額会員に限定公開されるコンテンツの出し方に、一部不満の声をいただいていたからです(詳細は後述)。

 

しかし、有料特集を読める人の範囲を広げると、今度は既存の月額会員の特典に大きな影響が出てきます。

 

そこで、この機に月額会員とHOKUROKU編集部の距離感を見直し、月額会員には新しい会員特典を提示したいと思いました。

そもそもHOKUROKUにはどんな読み物(特集)があったっけ?

HOKUROKUにはそもそも、2種類の読み物(特集)があります。

 

1つは無料で誰でも(会員登録の有無に関係なく)読める特集で、例えば「イナガキヤスト×大木賢。『バズる』写真論。」だったり、「漫画家ちさこ先生と考える。『8番らーめん』の愛し方・愛され方。」だったり、「利き酒師と酒蔵の社長で考える。日本酒の『ペアリング』の教科書。(前編)」などです。

 

一方で、月額会員しか読めない有料特集もあります。例えば、「HUM&Go#とAmacaで考える。『次のお店』のつくり方。」だとか、「北陸に足りない。名人・大田さんに学ぶ『ホメる技術』」だとか、「片手間では済まされないので。THE『愛されるSNS』論。(前編)」だとかです。

 

今回は後者(有料特集)の扱いを変更しました。

「こんな取材を受けました。ぜひ読んでください」と宣伝しづらい。

〈水辺の民家ホテル〉(富山県射水市)

HOKUROKUの読み物(特集)は、無料・有料に関係なく、基本的には目次ページ+全5話で構成されています。

 

有料特集の場合、目次ページ+第1話は誰でも読めたのですが、第2話から第5話までは月額会員だけが読める設定になっていました。

 

しかし、この仕様では、HOKUROKUのコンテンツづくりに協力してくれた取材対象者たち(特集に登場する人たち)から、「こんな取材を受けました。ぜひ読んでください」と宣伝しづらいと、言われていました。

 

もちろん新聞も雑誌も、同じように取材してコンテンツをつくるので、内容はその媒体を買った(購読している)人しか読めません。

 

HOKUROKUの有料特集も理屈は同じです。

 

情報発信の世界に長く身を置く私(HOKUROKU編集長の坂本と言います)にとっては当たり前の話だったのですが、言われてみると「確かにその通りだよな」と思いました。

 

取材協力にはかなりの時間と労力が、協力する側にも発生します。

 

それでも無償で協力したいと思ってもらえる理由の1つは、メディア出演を通じて、取材協力者が自分のビジネスや存在を広く知らしめる(ブランドをつくる)きっかけになるからです。

 

にもかかわらず、取材協力したコンテンツが一部の月額会員にしか届かない(リーチする数が少ない)となると、取材協力者のメリットも減ってしまうわけです。

 

単にHOKUROKUは情報を発信して終わりではなく、北陸の世の中にポジティブなインパクトを与えたいと思っています。

 

取材協力者の活動や名前が北陸で知れ渡り、新しい動きが生まれれば、北陸の暮らしをより豊かに楽しくする一助になるはずです。

 

さらにHOKUROKUはウェブメディア(ニューメディア)を運営しているわけですから、ニューメディアらしく何か新しい方法を考えないと駄目だなと感じていました。

有料特集はバックナンバー制に移行します。

そこで2021年(令和3年)4月1日以降に新しく公開される有料特集については、期間限定で誰でも読める方向に切り替えました。

 

今までは有料特集の目次+第1話だけが、誰でも読めるようになっていました。いわば中身を「のぞき見」できるような状態です。

 

ですが、これからは有料のコンテンツが公開された日から30日間は、誰でも全話を無料で読めるように変更します。

 

30日経過後は、従来の通り月額会員だけが全話を制限なく読める状態になり、それ以外の読者たちは、目次と第1話しか読めない状態になります。

 

有料特集の変更について。

聞けば、この仕組みを「バックナンバー制」という気の利いた言葉で表現できるみたいです。

 

大事な話を伝える際に、借り物の言葉で済ませるとなると、言葉を仕事にする私としては少し落ち着かない部分もあるのですが、HOKUROKUの有料特集はバックナンバー制に移行します。

体験をお返し。

「では、月額会員になる(なり続ける)動機や意義が減ってしまうのではないか?」という考え方もあるはずです。

 

この点については、有料の特集を特権的に読めるという価値だけでなく、「体験をお返し」したいと考えています。

 

月額会員とHOKUROKU編集部の距離感がもっと近くなるように工夫して、コンテンツづくりに関与してもらう機会を意図して増やしたいと思います。

 

その一環として、HOKUROKUが大切に考えるオプエド(コメントのような機能)を、月額会員だけが書ける設定に切り替えます。

 

従来は無料会員と月額会員が記入できる仕組みでしたが、編集部と月額会員の意見交換の場として、より建設的な意見の生まれる場所として、オプエドの役割を考え直します。

 

関連:こんなのもあるんです。HOKUROKUのコメント欄「オプエド」

 

〈Bridge Bar〉(富山県射水市)

また、企画づくりや調査の協力などに声を掛け、月額会員に積極的に参加してもらえる仕組みを整えていきます。

 

編集部との近い距離感で何かを体験してもらい、リアルな世界で北陸3県の県境を越えた人材交流が生まれればとも考えています。

月額会員に登録しなければ、きっと得られなかった体験や出会いを用意する。

 

その第一弾として、創刊1周年に向け、HOKUROKUが「クラファン」で掲げた「公約」や約束を、どれだけ実現できているのか、月額会員や寄付者の中から希望者に集まってもらい、語り合う場を設ける予定もあります。

 

(※新型コロナウイルス感染症の状況を見て、最善の集まり方を検討します)

 

HOKUROKUの月額会員に登録しなければ、きっと得られなかったであろう体験や出会いの場を用意する、そんな「お返し」を通じて有料特集のバックナンバー制移行に対する埋め合わせを考えています。

 

ちなみに、「クラファン」直後は寄付のリターンとして月額会員の権利が与えられていたものの、現在は期限切れで無料会員になっている人(寄付者)も少なくありません。

 

この機会に、月額会員への再登録をご検討ください。これからもHOKUROKUをどうぞ、よろしくお願い致します。

 

文:坂本正敬

写真:山本哲朗

カバーイラスト:Mariko Noguchi

編集:大坪史弥、坂本正敬

編集協力:明石博之